DMM光は光コラボレーションによりフレッツ光回線とプロバイダーサービスをまとめてDMMが提供するネット回線サービスです。
独自の特徴としては「最低利用期間2年」という契約形態であることです。最近流行りの「自動更新型契約」ではありません。つまり、最初の2年間が過ぎればあとはいつ解約しても違約金等がかかりません。
また「DMM光mobileセット割」という割引サービスが利用可能で、DMMモバイルの格安SIM「DMMモバイル」との同時利用における割引が受けられます。
格安SIMとのセットでの利用がお得なフレッツ光回線です。
DMM光の特徴
安くてシンプルな料金体系
最近のネット回線は料金プランが複雑化してきています。以前はそうではありませんでしたが、携帯電話・スマホの複雑な料金体系に合わせてきている感じがします。
DMM光の料金体系は非常にシンプルです。
キャンペーンなどで最初は安くて徐々に高くなる、とか、長期割引で毎年少しずつ安くなる、などの変額制ではなく、ずっと同じ料金でプランを提示しており、非常にわかりやすい料金体系となっています。
さらに、「2年契約自動更新型」のネット回線が増えてきていますが、DMM光では「最低利用期間2年」です。いわゆる「契約更新月での解約を逃すとさらに2年縛り」などの罠がありません。
光コラボレーションのサービスでも最安クラスの料金ながら、ずっと定額で分かりやすい料金体系やシンプルな契約内容は、DMM光の魅力です。
DMMモバイルとのセット割引「DMM光mobileセット割」
DMM光は、DMMモバイルが運営する格安SIM「DMMモバイル」とのセット割引があります。
DMM光とDMMモバイルとの同時利用において、月額500円の割引を受けることができます。
DMM光もDMMモバイルも、他社よりも安く提供されているお得度の高いサービスですが、さらにセットで月額500円割引というのは、同様のセット割引サービスでも破格です。
IPv6プラス対応
料金的なメリットもさることながら、技術面でもDMM光は他社を先行しています。
通常のIPv4による「PPPoE方式」を利用するか、新しい技術「IPv6(IPoE認証)」による接続サービスを利用するかを選ぶことができます。
DMM光のプランと費用
プラン
まず、「プラン」があります。これは自宅が「戸建」なのか「マンション(集合住宅)」なのかで変わります。
自宅が「戸建」であれば「DMM光(ファミリータイプ)」というプランとなり、マンションやアパートなどの集合住宅であれば「DMM光(マンションタイプ)」となります。
新設・転用
ネット回線を自宅の住居へ引く場合、多くの場合はフレッツ光回線の契約はありませんよね。フレッツ光回線の契約もプロバイダーサービスの契約もない状態で申し込むことを「新設」といいます。
通常はこのパターンだと思います。
一方、すでに自宅でフレッツ光回線を使っていて(契約していて)この回線を使って新しくプロバイダーサービスをDMM光へ変更したい、という場合は「転用」といいます。
「転用」の場合はフレッツ光回線契約を現在の契約先からDMMとの契約へ変更する必要があるのですが、この場合はNTTへ契約先変更の申し込みを行わないといけません。
「転用」については別途詳細に手続きを説明します。
初期費用
では、費用についてです。
費用項目 | 費用 | ||
---|---|---|---|
契約手数料 | 2,000円(※1) | ||
工事費 | フレッツ光利用者(転用) | 不要 | |
フレッツ光非利用者(新規) | ファミリータイプ(戸建) | 2,000円~18,000円(※2) | |
マンションタイプ(集合住宅) | 2,000円~15,000円(※2) | ||
DMM光電話工事費(オプション) | 基本工事/担当者派遣あり | 4,500円 | |
基本工事/担当者派遣なし | 1,000円 | ||
DMM光テレビ工事費(オプション) | 光回線と同時工事 | 3,500円 | |
フレッツテレビ単独工事 | 7,000円 |
まず最初に「契約事務手数料」として2,000円(税別)が必要です。
また、屋外工事や屋内工事のための工事費が必要です。
工事は屋内・屋外の回線状況によって異なり、申込後のNTTコンサルティングの時点で工事状況が確定し、工事費も確定します。
一般的に「転用」の場合は工事は不要(工事費無料)であり、「新設」の場合は屋内・屋外の状況で変わりますがDMM光の場合は2,000円~18,000円の工事費が必要です。
となります。
※2)キャンペーンにより「新規」での工事費が無料
月額費用
月額費用を説明します。
まずは下表を見てください。毎月発生する費用項目をまとめています。
費用項目 | ファミリータイプ | マンションタイプ | 備考 |
---|---|---|---|
月額費用 | 4,820円 | 3,780円 | 回線費用・プロバイダー費用 |
月額費用はフレッツ光回線の利用料とプロバイダーサービス利用料です。
DMM光(戸建)の場合は4,820円(税抜き)、マンションの場合は3,780円(税抜き)となります。
この月額費用は開通月は無料で、その翌月から費用が発生します。
費用・プランまとめ
ファミリータイプ | マンションタイプ | 備考 | |
---|---|---|---|
月額費用 | 4,820円 | 3,780円 | 毎月必ず請求 |
工事費 | 新設で最大18,000円 ただしキャンペーンにより無料 |
転用の場合は工事費不要 |
- 毎月必ず請求されるのが「月額費用」。
- 工事費は自宅や集合住宅の各戸の状況により異なり、最大で18,000円となります。
- 2/28までのキャンペーンにより、新設の場合の工事費は無料となります。
v6プラスで高速通信
DMM光は新技術「v6プラス」に対応した高速光回線です。
フレッツ光の速度低下の原因となっているフレッツ光網とプロバイダー網の接続地点を迂回することで、混雑による速度低下を避けた高速通信が期待できる光回線です。
v6プラスとは
フレッツ光の速度低下
フレッツ光を使ったプロバイダーサービスでは、フレッツ光網とプロバイダー網の接続点に「PPPoE」という認証の仕組みが置かれています。
現在、ネットワークの大きな負荷の増加によってこの地点が非常に混雑している状況です。NTTとプロバイダー各社が強力して設備増強を行っていますが、負荷の増大に追いついていない状況です。
このため、フレッツ光を使った光回線サービスにおいて「PPPoE認証」を行っている光回線サービスは特に夜になると著しく速度低下する現象がみられています。
v6プラスの仕組み
この「PPPoE認証」地点の混雑による速度低下を回避できる仕組みが「v6プラス」です。
「v6プラス」は「PPPoE認証」の仕組みを利用しない「IPv6によるIPoE認証」という仕組みでインターネットに接続します。これにより、フレッツ光網の混雑地点を回避できます。
ですが、それでは回避できるのは通信先がIPv6対応サイトのみ、となってしまいます。
「v6プラス」は通信先がIPv4対応サイトへの通信であってもIPv6通信になりすますことで、混雑地点「PPPoE認証」部分を迂回することができる技術です。
「v6プラス」によって、すべての通信がIPv6による高速通信によって行われることになり、フレッツ光での高速通信が期待できる技術です。
v6プラスの利用方法
DMM光でv6プラスを利用するのは非常に簡単で、「v6プラス標準装備」となっています。
つまり、DMM光を申し込んだ時点で「v6プラス」が使える環境での提供となるわけで、「v6プラス」環境のためにNTTへの手続きなども代行してくれます。
v6プラス対応機器(ルーター)
「v6プラス」サービスを利用するためには「v6プラス対応機器」が必要です。
この「v6プラス対応機器」は特別な機器ではなく、通常フレッツ光に接続するために必要な「ルーター」が「v6プラス対応」であれば良いわけです。
DMM光の申し込みページではルーターに関して以下の注意書きがあります。
- DMM光にてv6プラス対応ホームゲートウェイ(HGW)のレンタル
- お客様にてv6プラス対応ブロードバンドルーター(BBR)のご準備
のどちらか一方が必要となります。
DMM光にてv6プラス対応ホームゲートウェイ(HGW)のレンタル
この「v6プラス対応ホームゲートウェイ(HGW)のレンタル」とは、DMM光で「ひかり電話」オプションへ加入した場合となります。
光電話をご契約の場合、「光電話対応機器」というルーターがレンタルされますが、この「光電話対応機器」が「v6プラス対応機器」となります。
「光電話」をご利用の場合には、別途「v6プラス対応ルーター」を用意する必要はありません。
お客様にてv6プラス対応ブロードバンドルーター(BBR)のご準備
「ひかり電話」をご利用でない場合には、ご自身で「v6プラス対応ルーター」を用意する必要があります。
DMM光では動作確認済の「v6プラス対応ルーター」を公開しています。
v6プラスを利用できる機器を教えて下さい | DMM光ヘルプ
今お持ちのルーターがこの中にあれば、そのままお使いできるし、お持ちでなければ別途購入する必要があります。
おすすめのIPv6(IPoE)対応ルーター
ご自身で用意される場合、以下の機器が安価でおすすめです。
I-O DATA WN-AX1167GR2
このルーターは、安くて「v6プラス」「Transix」に対応したルーターです。
多くのv6プラス対応プロバイダーでレンタル提供されており、実績も十分です。
NEC WG1200HS3
こちらのルーターも最近レンタル提供されることが多くなってきたルーターです。
また、NTTドコモが「ドコモ光ルーター01」として提供している、ドコモ光専用のIPv6ルーターのもとになっているのがこのルーターです。
「I-O DATA WN-AX1167GR2」と同等の性能・同等の価格帯の製品なので、デザインでお好きな方を選ぶと良いでしょう。
NEC WG1900HP2
上記2機種よりも少し高性能・高価格のIPv6(IPoE)対応ルーターです。
Wi-Fi通信の速度が少し速く(1.3Gbps)、また電波が障害物に強く遠くまで飛ぶというメリットがあります。
「速さにこだわりたい」「自宅が広い・3階建」などの場合に選ぶと良いでしょう。
お得なキャンペーン
現在、DMM光では「最大33,000円分お得!」なキャンペーンを実施しています。
このキャンペーンについてご説明しておきます。
キャンペーン概要
キャンペーンによる特典は「新規申し込み」と「転用申し込み」の場合で異なります。
新規申し込みの場合
新規申し込みの場合、以下の特典があります。
- キャッシュバック15,000円
- 工事費無料
フレッツ光の標準的な工事費用が18,000円なので、キャッシュバックと工事費を合わせて「最大33,000円お得!」となります。
転用申し込みの場合
転用での申込の場合、以下の特典があります。
- キャッシュバック5,000円
- 初月基本料金無料
キャンペーン適用条件
キャンペーンサイトからの申し込みによる、期日までの申し込みおよび、申込から60日以内の回線開通が条件となります。