四国でもついに光回線10Gサービスが開始されました。
NURO光の話しではなくもちろんフレッツ光クロスの話しでもなく、四国電力系の「ピカラ光」の話しです。
NURO光もフレッツ光もなかなか四国進出しない中で、地元四国電力系通信事業者「STNet」が2022年7月より10Gサービスを開始しています。
なかなか魅力的な内容になっており、四国の方で超高速回線に興味がある方は「ピカラ光一択」となります。
この記事では「ピカラ光10Gサービス」のサービス内容をNURO光やフレッツ光クロスとの比較も交えながら詳しく説明していきます。
ピカラ光10Gサービス開始
四国電力系通信事業者「STNet」が提供する光回線サービス「ピカラ光」では、すでに2022年1月に「2022年7月より超高速光回線10Gサービスを開始」とアナウンスしていました。
超高速なピカラ光ねっと「10ギガプラン」の提供開始について | ピカラ光
※PDFが開きます
そして2022年7月よりついに四国でも超高速光回線サービスが始まりました。
「みんなのネット回線速度」を参照するとすでにピカラ光で10Gサービスをご利用の方もいて、かなり良い(速い)回線速度測定結果を出しているようです。
驚愕の下り4Gbpsオーバーの測定結果もありました。
ではSTNetの新サービス「ピカラ光ねっと10G」の詳細を見ていきましょう。
「ピカラ光ねっと10G」サービスの料金プラン(基本料金)
ピカラ光ねっとは従来から割引サービスがちょっと複雑なのでいわゆる「基本料金」はあまり意味がないのですが、まずは「ピカラ光ねっと10G」の基本料金を見てみましょう。
「ピカラ光ねっと10G」の基本料金は従来からの「ピカラ光ねっと(1G)」の基本料金に月額1,500円(税込み1,650円)の加算となり、以下の料金体系となります。
費用・契約 | 戸建て向け | 集合住宅向け | |
---|---|---|---|
月額料金 | 7,370円/月 | 6,050円/月 | |
契約形態 | 契約期間 | 最低利用期間2年間 ※自動更新なし |
|
違約金 | 24,200円~990円 ※25か月目以降は違約金不要 |
ちょっと高いと思いますか?
フレッツ光クロスもNTT東日本エリアでは基本料金値下げが発表されているので、比較するとちょっと高く感じます。
大丈夫です!これに割引が適用されて安くなります(割引については後述)。
「ピカラ光ねっと10G」は集合住宅でも使える
他社10Gサービスの多くは「戸建て向けプラン」のみの提供という提供形態が多いですね。
NURO光・auひかり・フレッツ光クロスそして同じ電力系のeo光など、提供形態は「戸建て向けプラン」のみであり、集合住宅での利用を希望される場合は「戸建て向けプラン」を集合住宅に引き込む契約となります。
※NTT東日本ではフレッツ光クロスの集合住宅向け提供を開始しました
「ピカラ光ねっと10G」では戸建て向けプランに加えて集合住宅向けプランも提供、集合住宅向けプランなら戸建て向けよりも安く使うことができます。
「ピカラ光ねっと10G」では光でんわサービスも提供
「ピカラ光ねっと10G」では戸建て向け・集合住宅向けともに光電話サービス「ピカラ光でんわ」も提供可能です。
フレッツ光クロスでは「ひかり電話」」は「検討中」という位置づけであり現時点では光電話を提供していません。
「ピカラ光ねっと10G」ならネットに加えて光電話も利用することができます。
「ピカラ光でんわ」ご利用なら10G対応ルーター無料
「ピカラ光ねっと10G」のご利用には10G対応ルーターが必要ですが、現時点では本当に(LAN側/WAN側ともに)10Gbpsで利用できる市販ルーターは多くありません。
「ピカラ光ねっと10G」では10G対応ルーターのレンタル(Wi-Fi機能付き)を月額660円/月で行っています。
10G対応ルーターの正体は「ピカラ光でんわルーター」
「ピカラ光ねっと10G」を利用するためには10G対応ルーターが必要です。
市販品ルーターでも構いませんが、市販ルーターで10G完全対応のルーターは少なく、現実的には以下のバッファロー製が唯一の10G対応市販ルーターとなります。
「ピカラ光ねっと10G」では利用者向けに10G対応ルータ(Wi-Fi6対応)を月額660円でレンタルしています。
市販品の価格が3万円程度とすると月額660円なら45か月程度で元が取れる計算になります。
ただし、以下の理由から「レンタルしたほうが良いかなぁ~」と思います。
- レンタルするとトラブル時にサポートしてもらえる
- レンタルルーターならIPv6通信にも対応している
- 「ピカラ光でんわ」に同時加入すると550円/月でルーターがついてくる
「ピカラ光ねっと10G」でレンタルされるルーターの正体は光電話サービス「ピカラ光でんわ」のルーターであり、「ピカラ光でんわ」を契約(月額550円/月)すれば基本料金内でレンタルされるルーターなんです。
つまり、「月額660円/月でレンタルするより月額550円/月で光電話を契約したほうが良いのでは?」というお話しです。
また、「ピカラ光でんわ」の10G対応ルーターは市販品にはない「ピカラ光ねっと10GのIPv6通信が使える」という機能も持ち合わせています。
市販品に劣らない高速Wi-Fi通信「Wi-Fi6対応」である点も見逃せません。
たしかに4年使えば元が取れる(市販品がお得?)かもしれませんが、まずは「ピカラ光でんわ」を契約してピカラのルーターを使ってみることをおすすめします。
「ピカラ光ねっと」の契約形態と解約時違約金
「ピカラ光ねっと」の契約は「最低利用期間2年(自動更新なし)」での契約が基本となります。
2年以内の解約では「違約金」とも思える請求がありますが、実際には違約金ではなく「工事費残債・設備機器残債」というものが請求されます。
「ピカラ光ねっと」は契約時の工事費が不要(工事費無料)ですが、実は所定の工事費相当および設備機器代金を2年間かけて償却することで「工事費無料」を実現しています。
この仕組みにより、2年以内の解約では償却できなかった「工事費の残債」「設備機器の残債」が清算金として請求されます。
毎月償却が基本なので、利用期間が1か月経過するごとに残債が少なく(償却)なり、最低利用期間である2年(24か月後)には残債が0円(解約費用なし)となります。
こんな(↓)感じです。
利用月数 | 回線終端装置工事費 | 配線工事費 | 清算額合計 |
---|---|---|---|
1か月 | 7,000円(税込7,700円) | 15,000円(税込16,500円) | 22,000円(税込24,200円) |
2か月 | 6,600円(税込7,260円) | 14,300円(税込15,730円) | 20,900円(税込22,990円) |
3か月 | 6,300円(税込6,930円) | 13,600円(税込14,960円) | 19,900円(税込21,890円) |
以降、1か月ごと | 毎月300円(税込330円)償却 | 毎月600円(税込660円) ~700円(税込770円)償却 |
毎月900円(税込990円) ~1,000円(税込1,100円)償却 |
22か月 | 600円(税込660円) | 1,300円(税込1,430円) | 1,900円(税込2,090円) |
23か月 | 300円(税込330円) | 600円(税込660円) | 900円(税込990円) |
24か月以降 | 0円 | 0円 | 0円 |
こんな感じで利用月数に応じて毎月工事費が償却されていき、最低利用期間の2年間で残債0円となる仕組みです。
「最低利用期間2年」の2年以内に解約する場合には、この工事費残債が「清算金」として請求されます。
10G対応地域は限られている、順次拡大中!
「ピカラ光ねっと10G」の提供範囲は四国内でも限られており、現在(2022年8月)以下の地域で提供されています。
「ピカラ光ねっと10G」提供エリア(2022年8月時点) | |
---|---|
香川県 | 高松市 |
愛媛県 | 松山市、伊予郡松前町 |
徳島県 | 徳島市 |
高知県 | 高知市、南国市、いの町 |
「ピカラ光ねっと10G」は2022年7月から開始されたばかりのサービスです。
提供エリアは順次拡大中、エリア外の方は楽しみに待ってみてください。
「ピカラ光ねっと10G」の料金と割引サービス
ピカラ光の料金プランはちょっと複雑に見えますが、整理すると難しくありません。
ピカラ光の料金プランのポイントは以下の点になります。
- 基本契約は「最低利用期間2年・自動更新なし」
- 「長期割引」を適用すると安くなるけど契約が「2年契約・自動更新あり」になる
- 「長期割引」を適用すると解約時に「基本契約の違約金」に加えて「長期割引解除料(11,000円)」が加算される
- 「長期割引」は4つのコースがある
このように、まずは基本契約の料金プランと契約形態があり、それに条件に合った長期割引コースを適用することで「安くなるけど縛りがきつくなる」という仕組みです。
基本契約プラン
ピカラ光の基本的な契約プランは以下のような料金体系および契約形態となります。
費用・契約 | 戸建て向け | 集合住宅向け | |
---|---|---|---|
月額料金 | 7,370円/月 | 6,050円/月 | |
契約形態 | 契約期間 | 最低利用期間2年間 ※自動更新なし |
|
違約金 | 24,200円~990円 ※25か月目以降は違約金不要 |
月額料金はずっと定額
ピカラ光の基本契約では月額料金はずっと定額となります。
戸建て向けは月額7,370円、集合住宅向けは月額6,050円です。
契約形態は「最低利用期間2年」
ピカラ光の基本契約は「最低利用期間2年・自動更新なし」の契約となり、利用開始から23か月以内の解約では違約金(清算額)が必要、25か月目以降はいつでも無料解約できます。
違約金(清算金額)は以下のようになります。
利用月数 | 回線終端装置工事費 | 配線工事費 | 清算額合計 |
---|---|---|---|
1か月 | 7,000円(税込7,700円) | 15,000円(税込16,500円) | 22,000円(税込24,200円) |
2か月 | 6,600円(税込7,260円) | 14,300円(税込15,730円) | 20,900円(税込22,990円) |
3か月 | 6,300円(税込6,930円) | 13,600円(税込14,960円) | 19,900円(税込21,890円) |
以降、1か月ごと | 毎月300円(税込330円)償却 | 毎月600円(税込660円) ~700円(税込770円)償却 |
毎月900円(税込990円) ~1,000円(税込1,100円)償却 |
22か月 | 600円(税込660円) | 1,300円(税込1,430円) | 1,900円(税込2,090円) |
23か月 | 300円(税込330円) | 600円(税込660円) | 900円(税込990円) |
24か月以降 | 0円 | 0円 | 0円 |
金額はどうでもよいので基本契約(最低利用期間2年)内での解約には工事費残債相当が請求される、という点を頭に入れておいてください。
解約時精算額って何?
世の中の流れというか政府の方針により「長期の定期契約は禁止」「高額な解約金は禁止」の流れにあります。これは消費者にとっては良いことです。
これにより、ピカラ光でも「解約違約金」を撤廃し、その代わり(?)に「工事費生産額」を解約時に請求というルールに変更となりました。
ピカラ光は「新規工事費無料」なのですが、これを「実質無料」として「2年(24か月間)かけて償却していく」「2年以内の解約では工事費残債(未償却分)を清算する(請求する)」という仕組みです。
そもそもピカラ光に限りませんが光回線サービスの「工事費無料」というのが無理があるサービスだといえますよね、工事費残債は仕方ないかな?と思います。
選べる4つの「長期割引コース」
この基本契約形態に対し、各種契約条件・割引プランを適用することで月額料金が安くなる仕組みになっています。
大きくは以下の4つのコースに分けることができます。
でんきといっしょ割コース | 電気を四国電力と契約している場合にセット割引が適用されるコース |
---|---|
ステップ2コース | 長期契約(2年契約)を前提に月額料金が割引されるコース |
フラットコース | au・UQモバイルセット割が適用されるコース |
フラットでんき割コース | 四国電力割とau・UQモバイルセット割が同時に適用されるコース |
割引コースを選ぶと「2年契約・自動更新あり」になる
上記の4つの割引コースを選ぶと基本契約の「最低利用期間2年・自動更新なし」の契約が「2年契約・自動更新あり」の契約に変更されます。
契約縛りが厳しくなる代わりに割引が適用される、という仕組みです。
割引適用される4つのコースを選んだ場合の解約時違約金は次のようになります。
※2022年7月より各種違約金が安くなっています。
解約時期 | 契約解除料金 (基本契約分) |
長期割引解除料 |
---|---|---|
0~23か月 | 基本契約の工事費残債 | 月額料金1か月分 |
24か月目以降 | なし |
長期割引解除料の「月額料金1か月分」とは、解約直前月に実際に月額料金として支払った各種割引適用後の月額料金となります。
つまり最初の2年間は基本契約「最低利用期間2年」の工事費残債と月額料金1か月分が解約時に請求、3年目以降は(工事費残債はないので)月額料金1か月分のみが解約時に請求、となります。
このように、割引適用コースを選んだ場合には基本契約に対する違約金に加えて長期割引解除料が加算されます。
2022年7月より「長期割引解除料」が非常に安くなったので、長期割引を選ばない手はありません!
- ピカラ光の基本契約は「最低利用期間2年」
- 基本契約に「長期割引」を適用することができる
- 長期割引コースは以下の4つ
・でんきといっしょ割コース
・ステップ2コース
・フラットコース
・フラットでんき割コース - 長期割引を適用すると・・・
・月額料金が安くなる
・「2年契約・自動更新」になる
・基本契約の違約金に加えて長期割引解除料が発生する
長期割引①でんきといっしょ割コース
四国にお住まいの方は多くの方が電気は四国電力と契約しているでしょう。
そして、「でんきといっしょ割コース」は四国電力と契約している人が選ぶことができます。
「でんきといっしょ割コース」料金体系
「でんきといっしょ割コース」を選ぶと月額料金および契約形態は以下のようになります。
費用・契約 | 戸建て向け | 集合住宅向け | |
---|---|---|---|
月額料金 | ⇒ 6,270円/月 |
⇒5,170円/月 |
|
契約形態 | 契約期間 | 2年契約・自動更新あり |
電気契約が四国電力の場合には基本的にこの「でんきといっしょ割コース」を選ぶと良いでしょう。
- 電気を四国電力と契約してる人
- au・UQモバイルを使ってない人
長期割引②ステップ2コース
ステップ2コースは電気契約が四国電力ではない場合に選ぶことを前提としたコースです。
基本的には「電気契約が四国電力ではない」「au・UQモバイルは持っていない」という場合に検討する割引コースです。
ステップ2コースの料金体系
ステップ2コースは利用期間に応じて割引額が大きくなっていく段階性の料金プランになります。
費用・契約 | 戸建て向け | 集合住宅向け | |
---|---|---|---|
月額料金 | ⇒ 6,600円/月(1~2年目) ⇒ 6,490円/月(3~4年目) ⇒ 6,380円/月(5~6年目) ⇒ 6,270円/月(7年目以降) |
⇒6,390円/月(1~4年目) ⇒5,258円/月(5年目以降) |
|
契約形態 | 契約期間 | 2年契約・自動更新あり |
このように、利用期間に応じて段階的に割引額が大きくなっていく割引コースが「ステップ2コース」です。
「でんきといっしょ割コース」よりも高い月額料金となるので、電気契約が四国電力でない人が選ぶコースとなります。
- 電気を四国電力と契約していない人
- au・UQモバイルを使ってない人
長期割引③フラットコース
フラットコースはau「「auスマートバリュー」UQモバイル「自宅セット割」の適用を受ける場合に適用される料金コースです。
電気契約が四国電力ではなく、かつau・UQモバイルをご利用の方が検討すべき割引コースです。
「auスマートバリュー」が適用されるとau・UQモバイル側の月額料金が毎月最大1,100円(最大10回線まで)の割引となりますが、その一方でピカラ光の月額料金は以下の世になります。
フラットコースの料金体系
フラットコースの料金体系は以下のようになります。
費用・契約 | 戸建て向け | 集合住宅向け | |
---|---|---|---|
月額料金 | ⇒ 7,590円/月 |
⇒6,270円/月 |
|
契約形態 | 契約期間 | 2年契約・自動更新あり |
よく見てください!基本料金プランよりも月額料金が高くなってしまいます。
ピカラ光は高くなり、au・UQモバイルが安くなる
au・UQモバイルの割引サービス「auスマートバリュー」「自宅セット割」が適用されるとau・UQモバイル側の月額料金が毎月最大1,100円の割引となります。
一方で、auスマートバリュー適用可能な「フラットコース」が適用されるとピカラ光側の月額料金は高くなってしまいます。
auスマートバリューが適用された場合の割引額は最小で550円/月から最大で1,100円/月×最大10回線、となるため、auスマホの割引とピカラ光の値上げを合算するとやはりauスマホ割引適用の方が安くなります。
※ちょっと気になる料金プラン設定ですね。
- 電気を四国電力と契約していない人
- au・UQモバイルを使っている人
長期割引④フラットでんき割コース
フラットでんき割コースは電気契約が四国電力、かつau・UQモバイルをご利用の方が適用を検討すべき割引コースです。
フラットでんき割コースの料金体系
フラットでんき割コースの料金体系は以下のようになります。
費用・契約 | 戸建て向け | 集合住宅向け | |
---|---|---|---|
月額料金 | ⇒ 7,480円/月 |
⇒6,160円/月 |
|
契約形態 | 契約期間 | 2年契約・自動更新あり |
この場合においてもピカラ光の月額料金は基本契約コースよりも高く設定されています。
「au・UQモバイルを割引するのでピカラ光はちょっと高くてもいいよね!」と言われてるみたいで、ちょっと残念な割引コースとなります(笑)。
au・UQモバイルご利用の方はコース選びに注意!
ピカラ光はau・UQモバイルの割引サービス「auスマートバリュー」「自宅セット割」の適用可能な回線です。
auスマートバリューが適用されるとau・UQモバイル側の月額料金が割引されます。
その一方で、auスマートバリューが適用された場合にはピカラ光の月額料金は高くなります。
よって、「au・UQモバイルの割引総額」と「ピカラ光の値上げ分」で損得勘定する必要があります。
auスマートバリューの割引額
auスマートバリューの割引額はauスマホの契約プランによって異なり550円/月~1,100円/月の割引となります。
また、最大で10回線までに割引適用されるので、1,100円割引が10回線あれば毎月11,000円割引、となるわけです。
auスマートバリューの契約プラン別の割引額は以下のリンクを確認してみてください。
ざっくり「1000円以上の割引がないと割が合わない」
au・UQモバイルの割引が適用される代わりにピカラ光側の月額料金が高くなります。
よって、auスマートバリューの割引額が550円である場合にはauスマートバリューは適用しないほうが良いでしょう。
ピカラ光においてauスマートバリュー適用可能なコース「フラットコース」「フラットでんき割コース」はau・UQモバイルの割引額が毎月総額1,100円以上である、という場合に選ぶと良いでしょう。
- 電気を四国電力と契約している人
- au・UQモバイルを使っている人
「長期割引コース」の選び方まとめ
このように、ピカラ光は基本契約プラン(最低利用期間2年・自動更新なし)に対して「長期割引コース」を適用することで、月額料金が安くなったりauスマホの割引「auスマートバリュー」の適用がされたりします。
その一方で「長期割引コース」を適用すると契約が「2年契約・自動更新」での契約となり、また途中解約時の違約金が「基本契約の違約金+長期割引解除料(11,000円)」と高くなります。
長期割引コースの選び方としては、以下の条件が基準となるので、ご自分の都合の良い割引コースを選んでください。
でんきといっしょ割コース | ・電気契約が四国電力の人 ・au・UQモバイルじゃない人 |
---|---|
ステップ2コース | ・電気契約が四国電力じゃない人 ・au・UQモバイルじゃない人 |
フラットコース | ・電気契約が四国電力じゃない人 ・au・UQモバイルの人 |
フラットでんき割コース | ・電気契約が四国電力の人 ・au・UQモバイルの人 |
「ピカラ光ねっと10G」の通信サービス
「ピカラ光ねっと10G」が登場したからと言って、今までのサービス「ピカラ光ねっと1G(ギガ)」と何が違うの?と言われると「速度は10倍(理論値)速くなりました」「月額料金が1,650円高くなりました」というだけのことです。
通信サービスも付帯サービスも基本的には従来サービス「ピカラ光ねっと1G(ギガ)」と変わることはありません。
それを踏まえて、「ピカラ光ねっと10G」の通信サービスを見ていきます。
「ピカラ光ねっと10G」の通信方式は?
「ピカラ光ねっと10G」の通信方式は従来サービス「ピカラ光ねっと1G(ギガ)」と同様の「IPv4/PPPoE」による通信となります。
IPv4による通信だけなら「IPv4/PPPoE通信」に対応した市販ルーターで通信可能です。
「ピカラ光ねっと10G」でIPv6通信は使える?
「ピカラ光ねっと10G」はサービス開始時点ですでにIPv6通信に対応しています。
通信方式は「IPv6/PPPoE」通信となり、IPv6通信環境が整っていれば「IPv4 + IPv6 /PPPoEデュアルスタック」方式での通信が可能です。
※なお「ピカラ光ねっと」で「IPv6/PPPoE通信」を利用するためには「IPv4 + IPv6 /PPPoE通信」に対応したルーターが必要です。
※これに対応している市販ルーターはあまり多くありません。
「ピカラ光ねっと10G」のIPv4通信は夜間遅くなる?
フレッツ光回線の世界では「夜間の通信混雑時間帯になるとIPv4通信は使い物にならない!」というウワサがあり、これはウワサではなく本当に(IPv4通信は)遅くなります。
ただしこれは国内最大の利用者を有しかつ都道府県毎にISP接続地点を設けているフレッツ光回線特有の問題と言えます。
最近の市販ルーターでは「IPv6通信は速い!」とか「v6プラス対応だ!Transix対応だ!」と宣伝していますが、これはフレッツ光回線固有の問題です。
「ピカラ光ねっと10G」をはじめ、各地の電力系光回線やフレッツ光回線を利用しない独自回線においては「IPv4通信は夜間の通信混雑時間帯に遅くなる」という現象は気にする必要はありません。
なぜフレッツ光回線のIPv4通信は夜間に遅くなる?
フレッツ光回線は都道府県ごとにNTT東西が用意した設備(ビル等)内にISP(プロバイダー)の設備を設置する必要があります。
場所が限られているうえに都道府県ごとの設備となるため、なかなか利用者増加に対する設備増強ができないという実態があります。
この「都道府県ごとの設備を増強しづらい」という状況において、昨今の通信データ量増加による「IPv4/PPPoE認証」の処理が追い付かずに通信の混雑(=通信の輻輳)が発生し、IPv4/PPPoE通信は速度低下します。
なぜフレッツ光回線はIPv6通信は速いの?
正確には「IPv6通信が速い」のではなく「IPv6通信は遅くならない」です。
IPv4/PPPoE方式の通信は通信のたびに「PPPoE認証」を必要とすることから利用者増加・通信量増加により「PPPoE認証増加」となり、設備の能力不足により速度低下します。
IPv6/IPoE方式の通信ではこの混雑地点となる「PPPoE認証地点」を迂回することができるので「遅くならない」のです。
「ピカラ光ねっと」はIPv4通信でも速度低下しない?
フレッツ光回線の混雑地点である「IPv4/PPPoE認証」の設備能力不足は「都道府県ごとに設備が必要」「限られた設備(ビル棟)で増強がむつかしい」というフレッツ光回線特融の事情があります。
これはいわゆる「NTT法」といわれる法律によるものであり、NTT以外の(STNet含む)通信事業者では自由に設備増強を行うことができます。
同じ電力系の「eo光(関西電力)」「コミュファ光(中部電力)」「BBIQ光(九州電力)」などの通信速度を速度測定サイト「みんなのネット回線速度」で見てみてください。
これらの事業者は「IPv4/PPPoE通信方式」ですが、どの事業者でも「夜間に速度低下する」ことはないことがわかります。
「ピカラ光ねっと10G」の対応ルーターは?
「ピカラ光ねっと10G」は1G対応ルーターでもつながりますが、せっかくの10Gサービスなのでやはり10G対応ルーターを使うべきでしょう。
そして先述したように通信方式は「IPv4/PPPoE方式」が基本であり、またルーターが対応しているなら「IPv6/PPPoE方式」も利用可能です。
よって対応ルーターは「10G対応ルーター」「IPv4/PPPoE対応ルーター」が基本となり、「できればIPv6/PPPoE(デュアルスタック対応)であればうれしい」ということになります。
さて、この3つの条件を満たす市販ルーターはありません!
前の2つの条件「10G対応ルーター」「IPv4/PPPoE対応ルーター」の市販ルーターであれば、唯一バッファローの「WXR-6000AX12S」が対応しています。
市販ルーターを使いたいなら選択肢は(現実的には)これしかありません。
「ピカラ光ねっと10G」ならレンタルルーターを利用すべき!
ピカラでは「ピカラ光ねっと10G」向けに10G対応ルーターを月額660円でレンタルしてくれます。
「ピカラ光ねっと10G」を利用するならルーターはレンタルをおすすめします。
ピカラ光のレンタルルーターは「IPv4 + IPv6 /PPPoEデュアルスタック対応」なのでIPv4に加えてIPv6通信にも対応しています。
また、Wi-Fiルーターとしても高性能で、最新のWi-Fi規格「Wi-Fi6」対応です。
「ピカラ光ねっと10G」を使う前提なら上記の「バッファローWXR-6000AX12S」よりもレンタルルーターのほうが「高機能・多機能」と言えます。
レンタルするより「ピカラ光でんわ」契約がおすすめ
「ピカラ光ねっと10G」対応のレンタルルーターの実態は光電話サービス「ピカラ光でんわ対応機器(ルーター)」です。
「ピカラ光でんわ」を契約すると無料(基本料金内)でレンタルされる光電話接続用の機器(ルーター)です。
「ピカラ光でんわ」は月額550円のサービスなので、「ピカラ光ねっと10G」を利用するなら月額660円でルーターをレンタルするより「ピカラ光でんわ(月額550円)」を契約したほうが安くなります。
※ネットとは関係ありませんが「ピカラ光でんわ」はたぶん国内唯一の「ナンバーディスプレイ標準装備」(通常は440円/月程度のオプション)であり、結構お得なサービスです。
「ピカラ光ねっと10G」には速度制限はある?
「ピカラ光ねっと10G」では「直近3日間で上り通信(アップロード)容量が150GB超過すると速度制限する場合がある」と規定されています。
「上り通信(アップロード)」が規制対象となるため、ダウンロード容量は規制なしとなります。
つまり、「動画を見まくる」「ファイルをダウンロードしまくる」という使い方においては速度制限はかからないルールです。
YouTuber(ユーチューバー)は注意!
一方で「上り通信(アップロード)」が規制対象となることから、たとえばYouTuberの方が毎日動画をアプロードする、エンジニアが巨大なファイルをサーバーへアップロードする、などの使い方をしている場合には注意が必要です。
ピカラ光を最大30,000円お得に契約する方法
ピカラ光では通常の公式サイトより申し込むと特にお得になる特典等はついてきませんが、販売代理店を経由して申し込むことで高額キャッシュバックなどの特典がついてきます。
ここでは光回線の大手販売代理店「株式会社NEXT」が実施しているピカラ光加入キャンペーンで「最大30,000円キャッシュバック」などの特典を受ける方法をご紹介します。
キャッシュバックキャンペーン特典
キャンペーン特典は「最大30,000円キャッシュバック」特典となります。
キャンペーン特典
- 特典:最大30,000円キャッシュバック
特典:最大30,000円キャッシュバック
まず、「最大30,000円キャッシュバック」特典の内容は以下のようになっています。
契約タイプ | キャッシュバック金額 |
---|---|
ホームタイプ | 30,000円(ネット+電話) 25,000円(ネットのみ) |
マンションタイプ |
キャッシュバックは開通(利用開始)の翌月末に指定の銀行口座に振り込まれるので、光回線キャンペーンとしてはかなり早くキャッシュバックを受け取れる特典になっています。
特典の条件
また、この「最大30,000円キャッシュバック」特典を受けるための特典条件は以下のようになっています。
- キャンペーン期間中に当社(株式会社NEXT)よりピカラ光を新規でお申込みされた方。
- お申し込みから6カ月以内に開通された方。
キャッシュバック受け取りの手順
キャッシュバックは「開通月の翌月末に指定口座へ振り込み」というスケジュールとなります。
ただし、開通確認の都合により1か月の遅れが出る場合もあります。
申込からキャッシュバック受け取りまでの流れは以下のようになります。
- STEP1申し込み後の確認電話
光回線サービスでは申し込み後に必ず「契約者本人の意思確認」の電話がかかってきます(法律で決まっています)。
そのため、申し込み後に「株式会社NEXT」から本人確認の電話がかかってきて、申込内容の確認が行われ、最終申し込み完了となります。
この確認電話にて、キャッシュバックの振込先銀行口座を尋ねられるので、あなたの銀行口座を伝えます。
※これでキャッシュバック手続き完了 - STEP2ピカラ光開通
光回線工事の繁忙期などもありますが、ピカラ光では通常申し込みの翌月には開通工事が完了しピカラ光回線を利用できるようになります。
- STEP3キャッシュバック振り込み
開通月の翌月末にキャッシュバックが振り込まれます。
振込先は申込時の本人確認電話で伝えた銀行口座となります。
なお、基本的に「開通の翌月末」ですが開通が月末ギリギリなどの場合には手続き遅れにより「開通2か月後」となる場合もあります。
ピカラ光公式特典も適用
高額キャッシュバック特典に加えて、もちろんピカラ光の公式キャンペーン特典も併用適用されます。
ピカラ光の公式キャンペーンとして、現在以下のキャンペーンが実施中、そして高額キャッシュバックとの併用が可能です。
初期工事費無料
ピカラ光へ新規加入する場合の「契約事務手数料」および光回線の「新規工事費」「機器設置工事費」が必要です。
現在ピカラ光ではこれらの初期費用を無料(0円)とするキャンペーンを実施中です。
開通月・翌月の月額料金無料
ピカラ光では利用開始月の月額料金およびその翌月の月額料金が無料となるキャンペーンを実施中です。
つまり、最大で2か月分が無料になる、というキャンペーンです。
株式会社NEXTってどんな会社?
ピカラ光加入で高額特典を提供しているのは光回線の大手販売代理店である「株式会社NEXT」という会社です。
ピカラ光だけでなく、フレッツ光やauひかりなど光回線を中心に多くの回線サービスを手掛けており、また「@スマート光」という格安のフレッツ光コラボを自社で運営している会社です。
「光回線の代理店」と聞くと、迷惑電話や強引な訪問セールスなどのイメージがありますが、株式会社NEXTは「正規販売代理店」「一次代理店」であり、かつ毎年どこかの通信事業者から「ベストパートナー認定」されているいわゆる「優良代理店」となります。
会社名 | 株式会社NEXT(ネクスト) | |
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代表 | 川井 剛 | |
所在地 | 〒169-0074 東京都新宿区北新宿1-12-12 MIビル4階 |
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連絡先 | 03-5337-1245(代表) | |
設立 | 2008年12月 | |
代理店届け出番号 | C1900012(届出年月日:令和元年10月1日) | |
ピカラ光 申し込みサイト |
運営責任者 | 藤井 惟之 |
サービスに関する 問い合わせ先 |
0120-044-116 ※9:00~21:00 |
光回線のセールスに関する問題
光回線のセールスでは迷惑電話や強引なセールスなどが問題となっています。
光回線の販売代理店は通信事業者(NTTやKDDIなど)と直接契約を結ぶ「一次請け(一次代理店)」の下に二次・三次がぶら下がった構造になっており、もはや販売元のNTTやKDDIソフトバンクなどからも実態が見えなくなっています。
そして、迷惑電話や強引なセールスはこれら二次・三次以降の代理店(いわゆる再委託店)が行っています。
「株式会社NEXT」はNTT・KDDI・ソフトバンクと直接販売委託契約を結んでいる一次代理店です。
毎年どこかの事業者から感謝状が贈られている
株式会社NEXTは毎年NTT・KDDI・ソフトバンクなどの大手通信事業者から感謝状を受け取っています。
感謝状をもらっているからすごい会社というのではなく、大手通信事業者による直接監視下にある一次代理店であるということです。
自社でのフレッツ光コラボ運用も行っている
そして近年、株式会社NEXTでは販売代理店の枠を飛び越えて、自社でフレッツ光コラボのサービス提供を行っています。
「@スマート光」というと名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
「工事費不要」「月額料金最安値」など独自の強化サービスによりかなり人気のあるフレッツ光コラボであり、また特筆すべきはそのサポート体制もネット上では評判が高い、という点です。
「光回線の販売代理店」というと一部の悪質な二次代理店・三次代理店などの迷惑行為によりあまり良いイメージを持っていない方もいらっしゃるかと思いますが、大手通信事業者の直接監視下にある一次代理店においては安心かつお得に契約できる特典提供など利用すべき契約窓口となります。