「ピカラ(Pikara)」は四国電力系の情報通信会社「STNet」が運営する、ネット回線サービスです。四国電力の持つ光ファイバー網を使い、最大下り1Gbpsの高速通信サービスを提供しています。
「ピカラ(Pikara)」の特徴は電力系ネット回線として「auスマートバリュー」の対象ネット回線になる、ということです。
「ピカラ(Pikara)」は四国限定の地域サービスですが、四国では「auスマートバリュー」対象となる「auひかり」のエリアが非常に限られており、四国のauスマホユーザーが自宅のネット回線とセットで通信費をお得にしたいと思った場合には、「ピカラ(Pikara)」を選ぶか、フレッツ光回線で「auセット割」を選ぶことになります。
四国のauスマホご利用の方には、まず検討してほしいネット回線サービスです。
ピカラ光のデメリット
デメリット① 四国限定、転勤族にはつらい!?
まず最初に「ピカラ光は四国全域(一部地域を除く)で提供されるサービス」という点です。
ピカラ光を提供するSTNetは四国電力系の通信事業者であり、事業エリアは四国4県となります。
一部エリアは香川放送ケーブルテレビで提供
また、四国4県内であってもごく一部の地域は「ピカラKBNひかり」という別サービスとして「KBN(香川テレビ放送)」のインターネット接続サービスとして提供されます。
KBN(香川テレビ放送)は香川県の一部地域を対象としてケーブルテレビ放送の配信サービスを行っている事業者であり、テレビ放送と同時にインターネット接続サービスも提供しています。
このKBNのインターネット接続サービスに用いられる回線にはKBNがCATV運営のために設置している同軸ケーブルによる接続サービスと、高速光回線による接続サービスがあります。
この光回線による接続サービスは四国電力が保有する光ケーブルを利用してサービス提供されており、このサービスについては「ピカラKBNひかり」としてピカラ光とは区別された別サービスとなっています。
デメリット② 解約違約金が高い
ピカラ光の基本契約形態は「最低利用期間2年・自動更新なし」の契約です。
「最低でも2年間は使ってね!」「2年以内の解約では契約解除料が発生しますよ!」という契約です。
2022年7月より2年以内解約時のルールが変更になり、「解約違約金」はなくなりその代わりに「工事費清算金」が請求されるようになりました。
ピカラ光では「新規工事費無料」なのですが、2022年7月からは「実質無料」となり利用期間に応じて工事費を償却していく仕組みに変わりました。
ちょっと説明しづらいですが、「工事費を毎月900円~1,000円償却(減額)していき2年間で完全償却(無料になる)、2年以内に解約する場合は未償却分(つまり工事費残債)を請求」という仕組みです。
表にすると以下のような感じで、毎月「解約時清算金」は減少(900円~1,000円)していき24か月で0円(無料で解約)となります。
利用月数 | 回線終端装置工事費 | 配線工事費 | 清算額合計 |
---|---|---|---|
1か月 | 7,000円(税込7,700円) | 15,000円(税込16,500円) | 22,000円(税込24,200円) |
2か月 | 6,600円(税込7,260円) | 14,300円(税込15,730円) | 20,900円(税込22,990円) |
3か月 | 6,300円(税込6,930円) | 13,600円(税込14,960円) | 19,900円(税込21,890円) |
以降、1か月ごと | 毎月300円(税込330円)償却 | 毎月600円(税込660円) ~700円(税込770円)償却 |
毎月900円(税込990円) ~1,000円(税込1,100円)償却 |
22か月 | 600円(税込660円) | 1,300円(税込1,430円) | 1,900円(税込2,090円) |
23か月 | 300円(税込330円) | 600円(税込660円) | 900円(税込990円) |
24か月以降 | 0円 | 0円 | 0円 |
「2年以内の解約」では上記の工事費残債(清算額)および月額料金一か月分が請求されます。
以前(2022年6月まで)の解約違約金
参考までに2022年6月まで適用されていた「解約違約金」は以下のようになります。
解約時期 | 契約解除料金 |
---|---|
0~15か月 | 38,500円 |
16~23か月 | 11,000円 |
24か月目以降 | なし |
2022年7月より適用される違約金(正確には工事費・機器残債)は以前よりも安くなっています。
デメリット③ auスマホセット割のお得感が小さい
ピカラ光はauスマホとのセット割引「auスマートバリュー」の対象光回線です。
ピカラ光とauスマホを一緒に使うことで、auスマホ側の月額料金が最大1,100円/月も割引されます。
家族で複数回線のauスマホをご契約の場合、この割引サービス自体は非常にお得な割引サービスとなります。
一方で、ピカラ光はauスマホをご利用でなくても四国電力をご利用であれば「でんきといっしょ割コース」という割引適用により、光回線最安級の月額料金となります。
この「でんきといっしょ割コース」はピカラ光の最大の魅力です。
これにauスマートバリューを適用した場合は「フラットでんき割コース」という割引サービス適用となりますが、この場合auスマホなしの「でんきといっしょ割」に対する割引額が小さくなります。
これはおそらくauひかりとの料金を同額レベルに設定するための措置だと想像されますが、せっかく「でんきといっしょ割コース」で最安の光回線なのでちょっと残念です。
ピカラ光のメリット
メリット① フレッツ光より安定して速い
ここ数年、フレッツ光回線の界隈では「v6プラス」だの「Transix」だのの話題が絶えません。
これらの特別な通信サービスを使わないとネットは遅くなる!みたいな風潮があります。
しかし、これはフレッツ光の利用者が国内最大であることが原因となっている現象であり、それ以外のauひかりにしろ地域電力系の光回線にしろ、通常の通信方式で何も問題ない速度がでます。
「v6プラス」や「Transix」など特別な通信サービスを使わなくても安定して速いのがピカラ光をはじめとする地域電力系の光回線です。
メリット② 四国電力とセットで料金がかなり安い
ピカラ光は月額料金はかなり安いです。
基本的な標準料金に対して「長期利用割引」または「四国電力とのセット割引」を適用することで光回線としては最安クラスの安さになります。
四国に住んでいるなら多くの人が四国電力から電気を買っていると思いますが、これで適用される割引「でんきといっしょ割コース」を適用すると月額料金は以下のようになります。
契約タイプ | 月額料金 ※「でんきといっしょ割コース」適用時 |
---|---|
ホームタイプ | 4,620円/月 |
マンションタイプ | 3,520円/月 |
この月額料金、一般的なフレッツ光コラボと比べても月額1,000円以上安い月額料金です。
四国に住んでいて四国電力をご利用なら光回線はピカラ光一択です。
メリット③ セキュリティソフト無料
ピカラ光の契約者には標準サービスとしてセキュリティソフト「ノートンセキュリティオンライン」が無料(追加費用無し)で提供されます。
フレッツ光の多くのプロバイダーでは「2年限定」などの特典としてセキュリティソフトが提供されることはありますが、「ずっと無料」で提供されるのはピカラ光の大きな魅力です。
「ノートンセキュリティオンライン」は自宅のPC(Windows)だけでなく、MAC/iOS/Androidなどすべてのデバイスで利用することができ、最大5台のデバイスで利用することができます。
メリット④ 光電話契約で無線LANルーターが無料
ピカラ光で光電話(月額550円)をオプション契約すると、光電話対応機器が無料(月額料金550円内)でレンタルされます。
ピカラ光が提供しているこの光電話対応機器には「無線LANルーター機能」が内臓されています。
つまり、ピカラ光電話をオプション契約すれば、別途自宅に無線LAN(Wi-Fi)親機は不要ということになります。
メリット⑤ 光電話が「ナンバーディスプレイ」標準(無料)
ピカラ光が提供する光電話サービス「ピカラ光でんわ」は月額550円で「番号通知サービス(ナンバーディスプレイ)標準対応」です。
通常、固定電話や光電話サービスでは番号通知サービスは別途300円程度のオプション扱いが一般的です。
ピカラ光なら特に詐欺対策として必須とも言える「番号通知サービス」がオプション料金なしで利用できます。
メリット⑥ IPv6通信対応
そして、ピカラ光でんわで提供される光電話対応機器を使ってネット接続すれば、ピカラ光で「IPv6通信」が利用できるようになります。
ピカラ光では「IPv6通信サービス」を無料で提供しており、ただしその接続のためには「光電話対応機器」としてレンタルされるルーターが必要、ということですね。
ピカラ光の「IPv6接続サービス」は「IPv6/PPPoE接続」となり、光電話対応機器(ルーター)を利用することで従来の「IPv4/PPPoE」と「IPv6/PPPoE」の両方が使えるデュアルスタック方式での通信となります。
ネットだけなら月額660円でルーターレンタル
ピカラ光でIPv6通信を利用するためにはピカラ光の光電話対応機器(無線LANルーター機能内蔵)が必要です。
よって、ピカラ光でんわをご利用の方は追加料金なしでIPv6通信を利用できます。
では、ピカラ光でんわをご利用でない方がIPv6対応ルーターをレンタルしたい場合には別途月額660円で対応ルーターをレンタルしてくれます。
※ピカラ光でんわをオプション追加したほうが安いですね。
メリット⑦ auスマホセット割「auスマートバリュー」対応
ピカラ光はauスマホのセット割引「auスマートバリュー」の適用回線です。
自宅の固定回線としてピカラ光をご利用の方なら、auスマホと一緒に使うことで毎月最大1,100円もの割引となる「auスマートバリュー」が適用されます。
ただし、ピカラ光で「auスマートバリュー」の適用を受けるためには光回線に加えて「ピカラ光でんわ」の契約が必要です。
メリット⑧ UQモバイル「自宅セット割インターネットコース」対応
また、ピカラ光は人気の格安SIMであるUQモバイルの固定回線セット割引「自宅セット割インターネットコース」の対応光回線です。
自宅セット割(対象となるご自宅のインターネット一覧) | UQモバイル
自宅の固定回線としてピカラ光をご利用の方なら、auと同じ品質で5G通信も使えるUQモバイル「くりこしプラン+5G」が最安「3GB/月で月額990円(税込)」という割引が適用されます。
費用項目 | くりこしプラン+5G | |||
---|---|---|---|---|
S | M | L | ||
基本データ容量 | 3GB/月 | 15GB/月 | 25GB/月 | |
月額基本料金 | 1,628円/月 | 2,728円/月 | 3,828円/月 | |
自宅セット割 | 割引額 (月額) |
-638円/月 | -638円/月 | -858円/月 |
割引後 月額基本料金 |
990円/月 | 2,090円/月 | 2,970円/月 |
ただし、ピカラ光で「自宅セット割インターネットコース」の適用を受けるためには光回線に加えて「ピカラ光でんわ」の契約が必要です。
割引対象は新プラン「くりこしプラン+5G」
自宅セット割インターネットコースの割引対象となるUQモバイルの料金プランは新プラン「くりこしプラン+5G」です。
「くりこしプラン」や「スマホプラン」などの旧プランでは自宅セット割インターネットコースの割引適用はありません。
もし現在UQモバイルをご利用の方で割引対象プラン出ない場合には、「くりこしプラン+5G」へプラン変更する必要があります。
自宅セット割インターネットコースは11月開始
UQモバイル「くりこしプラン+5G」とピカラ光をセットで使うと最安で月額990円でUQモバイルが使える割引サービスが「自宅セット割インターネットコース」です。
この割引サービスはUQモバイルが提供する割引サービスなので割引主体はUQモバイル側であり、UQモバイルのスマホ料金から割引されます。
そして、この新しい割引サービスは「2021年11月以降開始予定」という割引サービスです。
なので、現時点ではピカラ光のホームページには案内がありませんが、すでにUQモバイル側にて「割引対象となる光回線」としてピカラ光が指定されています。
自宅セット割(対象となるご自宅のインターネット一覧) | UQモバイル
自宅セット割インターネットコース先行サービス実施中
そして、UQモバイルでは自宅セット割インターネットコースの2021年11月開始を前に、2021年9月より「自宅セット割インターネットコース先行キャンペーン」を実施しています。
先行キャンペーンでは実際のピカラ光契約がなくても「契約予定」でも登録することができ、先行キャンペーンでは2022年1月分まで割引が適用されます。
つまり、もしスマホがUQモバイル「くりこしプラン+5G」をご利用であれば、今ピカラ光をご利用でなくても「利用予定・利用検討中」であれば「自宅セット割インターネットコース先行キャンペーン」に申し込むことができます。
- 2021年10月~2022年1月分のUQモバイル月額料金が割引適用
- ※別途本サービス(2021年11月開始予定)への申込必要
- 先行キャンペーンはピカラ光を「検討中」でも申し込み可能
「自宅セット割インターネットコース」の詳しい情報はコチラの記事も参考にしてみてください。
ピカラ光の契約・料金プランと割引サービス
ピカラ光の料金プランはちょっと複雑に見えますが、整理すると難しくありません。
ピカラ光の料金プランのポイントは以下の点になります。
- 基本契約は「最低利用期間2年・自動更新なし」
- 「長期割引」を適用すると安くなるけど契約が「2年契約・自動更新あり」になる
- 「長期割引」を適用すると解約時に「基本契約の違約金」に加えて「長期割引解除料(11,000円)」が加算される
- 「長期割引」は4つのコースがある
このように、まずは基本契約の料金プランと契約形態があり、それに条件に合った長期割引コースを適用することで「安くなるけど縛りがきつくなる」という仕組みです。
基本契約プラン
ピカラ光の基本的な契約プランは以下のような料金体系および契約形態となります。
費用・契約 | 戸建て向け | 集合住宅向け | |
---|---|---|---|
月額料金 | 5,720円/月 | 4,400円/月 | |
契約形態 | 契約期間 | 最低利用期間2年間 ※自動更新なし |
|
違約金 | 11,000円~35,000円 ※25か月目以降は違約金不要 |
月額料金はずっと定額
ピカラ光の基本契約では月額料金はずっと定額となります。
戸建て向けは月額5,720円、集合住宅向けは月額4,400円です。
契約形態は「最低利用期間2年」
ピカラ光の基本契約は「最低利用期間2年・自動更新なし」の契約となり、利用開始から23か月以内の解約では違約金(清算額)が必要、25か月目以降はいつでも無料解約できます。
違約金(清算金額)は以下のようになります。
利用月数 | 回線終端装置工事費 | 配線工事費 | 清算額合計 |
---|---|---|---|
1か月 | 7,000円(税込7,700円) | 15,000円(税込16,500円) | 22,000円(税込24,200円) |
2か月 | 6,600円(税込7,260円) | 14,300円(税込15,730円) | 20,900円(税込22,990円) |
3か月 | 6,300円(税込6,930円) | 13,600円(税込14,960円) | 19,900円(税込21,890円) |
以降、1か月ごと | 毎月300円(税込330円)償却 | 毎月600円(税込660円) ~700円(税込770円)償却 |
毎月900円(税込990円) ~1,000円(税込1,100円)償却 |
22か月 | 600円(税込660円) | 1,300円(税込1,430円) | 1,900円(税込2,090円) |
23か月 | 300円(税込330円) | 600円(税込660円) | 900円(税込990円) |
24か月以降 | 0円 | 0円 | 0円 |
金額はどうでもよいので基本契約(最低利用期間2年)内での解約には工事費残債相当が請求される、という点を頭に入れておいてください。
解約時精算額って何?
世の中の流れというか政府の方針により「長期の定期契約は禁止」「高額な解約金は禁止」の流れにあります。これは消費者にとっては良いことです。
これにより、ピカラ光でも「解約違約金」を撤廃し、その代わり(?)に「工事費生産額」を解約時に請求というルールに変更となりました。
ピカラ光は「新規工事費無料」なのですが、これを「実質無料」として「2年(24か月間)かけて償却していく」「2年以内の解約では工事費残債(未償却分)を清算する(請求する)」という仕組みです。
そもそもピカラ光に限りませんが光回線サービスの「工事費無料」というのが無理があるサービスだといえますよね、工事費残債は仕方ないかな?と思います。
選べる4つの「長期割引コース」
この基本契約形態に対し、各種契約条件・割引プランを適用することで月額料金が安くなる仕組みになっています。
大きくは以下の4つのコースに分けることができます。
でんきといっしょ割コース | 電気を四国電力と契約している場合にセット割引が適用されるコース |
---|---|
ステップ2コース | 長期契約(2年契約)を前提に月額料金が割引されるコース |
フラットコース | auスマホセット割が適用されるコース |
フラットでんき割コース | 四国電力割とauスマホセット割が同時に適用されるコース |
割引コースを選ぶと「2年契約・自動更新あり」になる
上記の4つの割引コースを選ぶと基本契約の「最低利用期間2年・自動更新なし」の契約が「2年契約・自動更新あり」の契約に変更されます。
契約縛りが厳しくなる代わりに割引が適用される、という仕組みです。
割引適用される4つのコースを選んだ場合の解約時違約金は次のようになります。
※2022年7月より各種違約金が安くなっています。
解約時期 | 契約解除料金 (基本契約分) |
長期割引解除料 |
---|---|---|
0~23か月 | 基本契約の工事費残債 | 月額料金1か月分 |
24か月目以降 | なし |
長期割引解除料の「月額料金1か月分」とは、解約直前月に実際に月額料金として支払った各種割引適用後の月額料金となります。
つまり最初の2年間は基本契約「最低利用期間2年」の工事費残債と月額料金1か月分が解約時に請求、3年目以降は(工事費残債はないので)月額料金1か月分のみが解約時に請求、となります。
このように、割引適用コースを選んだ場合には基本契約に対する違約金に加えて長期割引解除料が加算されます。
2022年7月より「長期割引解除料」が非常に安くなったので、長期割引を選ばない手はありません!
- ピカラ光の基本契約は「最低利用期間2年」
- 基本契約に「長期割引」を適用することができる
- 長期割引コースは以下の4つ
・でんきといっしょ割コース
・ステップ2コース
・フラットコース
・フラットでんき割コース - 長期割引を適用すると・・・
・月額料金が安くなる
・「2年契約・自動更新」になる
・基本契約の違約金に加えて長期割引解除料が発生する
長期割引①でんきといっしょ割コース
四国にお住まいの方は多くの方が電気は四国電力と契約しているでしょう。
そして、「でんきといっしょ割コース」は四国電力と契約している人が選ぶことができます。
「でんきといっしょ割コース」料金体系
「でんきといっしょ割コース」を選ぶと月額料金および契約形態は以下のようになります。
費用・契約 | 戸建て向け | 集合住宅向け | |
---|---|---|---|
月額料金 | ⇒ 4,620円/月 |
⇒3,520円/月 |
|
契約形態 | 契約期間 | 2年契約・自動更新あり |
電気契約が四国電力の場合には基本的にこの「でんきといっしょ割コース」を選ぶと良いでしょう。
- 電気を四国電力と契約してる人
- auスマホを使ってない人
長期割引②ステップ2コース
ステップ2コースは電気契約が四国電力ではない場合に選ぶことを前提としたコースです。
基本的には「電気契約が四国電力ではない」「auスマホは持っていない」という場合に検討する割引コースです。
ステップ2コースの料金体系
ステップ2コースは利用期間に応じて割引額が大きくなっていく段階性の料金プランになります。
費用・契約 | 戸建て向け | 集合住宅向け | |
---|---|---|---|
月額料金 | ⇒ 4,950円/月(1~2年目) ⇒ 4,840円/月(3~4年目) ⇒ 4,730円/月(5~6年目) ⇒ 4,620円/月(7年目以降) |
⇒3,740円/月(1~4年目) ⇒3,608円/月(5年目以降) |
|
契約形態 | 契約期間 | 2年契約・自動更新あり |
このように、利用期間に応じて段階的に割引額が大きくなっていく割引コースが「ステップ2コース」です。
「でんきといっしょ割コース」よりも高い月額料金となるので、電気契約が四国電力でない人が選ぶコースとなります。
- 電気を四国電力と契約していない人
- auスマホを使ってない人
長期割引③フラットコース
フラットコースはauスマホのセット割「auスマートバリュー」の適用を受ける場合に適用される料金コースです。
電気契約が四国電力ではなく、かつauスマホをご利用の方が検討すべき割引コースです。
「auスマートバリュー」が適用されるとauスマホ側の月額料金が毎月最大1,100円(最大10回線まで)の割引となりますが、その一方でピカラ光の月額料金は以下の世になります。
フラットコースの料金体系
フラットコースの料金体系は以下のようになります。
費用・契約 | 戸建て向け | 集合住宅向け | |
---|---|---|---|
月額料金 | ⇒ 5,940円/月 |
⇒4,620円/月 |
|
契約形態 | 契約期間 | 2年契約・自動更新あり |
よく見てください!基本料金プランよりも月額料金が高くなってしまいます。
ピカラ光は高くなり、auスマホが安くなる
auスマホの割引サービス「auスマートバリュー」が適用されるとauスマホ側の月額料金が毎月最大1,100円の割引となります。
一方で、auスマートバリュー適用可能な「フラットコース」が適用されるとピカラ光側の月額料金は高くなってしまいます。
auスマートバリューが適用された場合の割引額は最小で550円/月から最大で1,100円/月×最大10回線、となるため、auスマホの割引とピカラ光の値上げを合算するとやはりauスマホ割引適用の方が安くなります。
※ちょっと気になる料金プラン設定ですね。
- 電気を四国電力と契約していない人
- auスマホを使っている人
長期割引④フラットでんき割コース
フラットでんき割コースは電気契約が四国電力、かつauスマホをご利用の方が適用を検討すべき割引コースです。
フラットでんき割コースの料金体系
フラットでんき割コースの料金体系は以下のようになります。
費用・契約 | 戸建て向け | 集合住宅向け | |
---|---|---|---|
月額料金 | ⇒ 5,830円/月 |
⇒4,510円/月 |
|
契約形態 | 契約期間 | 2年契約・自動更新あり |
この場合においてもピカラ光の月額料金は基本契約コースよりも高く設定されています。
「auスマホを割引するのでピカラ光はちょっと高くてもいいよね!」と言われてるみたいで、ちょっと残念な割引コースとなります(笑)。
auスマホご利用の方はコース選びに注意!
ピカラ光はauスマホの割引サービス「auスマートバリュー」の適用可能な回線です。
auスマートバリューが適用されるとauスマホ側の月額料金が割引されます。
その一方で、auスマートバリューが適用された場合にはピカラ光の月額料金は高くなります。
よって、「auスマホの割引総額」と「ピカラ光の値上げ分」で損得勘定する必要があります。
auスマートバリューの割引額
auスマートバリューの割引額はauスマホの契約プランによって異なり550円/月~1,100円/月の割引となります。
また、最大で10回線までに割引適用されるので、1,100円割引が10回線あれば毎月11,000円割引、となるわけです。
auスマートバリューの契約プラン別の割引額は以下のリンクを確認してみてください。
ざっくり「1000円以上の割引がないと割が合わない」
auスマホの割引が適用される代わりにピカラ光側の月額料金が高くなります。
よって、auスマートバリューの割引額が550円である場合にはauスマートバリューは適用しないほうが良いでしょう。
ピカラ光においてauスマートバリュー適用可能なコース「フラットコース」「フラットでんき割コース」はauスマホの割引額が毎月総額1,100円以上である、という場合に選ぶと良いでしょう。
- 電気を四国電力と契約している人
- auスマホを使っている人
「長期割引コース」の選び方まとめ
このように、ピカラ光は基本契約プラン(最低利用期間2年・自動更新なし)に対して「長期割引コース」を適用することで、月額料金が安くなったりauスマホの割引「auスマートバリュー」の適用がされたりします。
その一方で「長期割引コース」を適用すると契約が「2年契約・自動更新」での契約となり、また途中解約時の違約金が「基本契約の違約金+長期割引解除料(11,000円)」と高くなります。
長期割引コースの選び方としては、以下の条件が基準となるので、ご自分の都合の良い割引コースを選んでください。
でんきといっしょ割コース | ・電気契約が四国電力の人 ・auスマホ/UQモバイルじゃない人 |
---|---|
ステップ2コース | ・電気契約が四国電力じゃない人 ・auスマホ/UQモバイルじゃない人 |
フラットコース | ・電気契約が四国電力じゃない人 ・auスマホ/UQモバイルの人 |
フラットでんき割コース | ・電気契約が四国電力の人 ・auスマホ/UQモバイルの人 |
「ピカラ光ねっと」のお得なサービス
工事費用無料
「ピカラ光ねっと」初期費用の工事費用を無料としています。
「キャンペーン」の名目で無料となりますが、このキャンペーンはずっと継続的に続いており、実質的には「初期費用無料」となります。
セキュリティソフト無料
ネットサービスの利用には必須となる「セキュリティソフト」がずっと無料となります。
セキュリティソフトとしては動作が軽いと評判の「カスペルスキーマルチプラットフォーム」の3ライセンス版が標準で提供されます。Windows/Mac/Androidに対応したセキュリティソフトなので、組み合わせて3つのデバイスまで無料で使うことができるお得なサービスです。
「ピカラ光でんわ」とセットでお得
「ピカラ光ねっと」のオプションとして「ピカラ光でんわ」がお得に利用できます。
「ピカラ光でんわ」はかなりお得なサービスで、固定電話不要!という人にも結構おすすめです。
「ピカラ光でんわ」は月額550円のオプションです。
無線LAN対応ルーター(光電話対応機器)が無料レンタル
「ピカラ光でんわ」をオプション契約すると、光電話対応機器として「無線LAN対応ルーター」が無料レンタルされます。
この「無線LAN対応ルーター」は光電話利用のための光電話対応機器であると同時に「無線LAN対応ルーター」でもあります。
これにより、別途自宅用のWi-Fi親機としてルーターを用意する必要がありません。
「発信者番号通知(ナンバーディスプレイ)」が無料
「ピカラ光でんわ」は「発信者番号通知(ナンバーディスプレイ)」が標準(無料)提供されます。
NTTひかり電話をはじめ、ほとんどの固定電話・光電話では「発信者番号通知」は別途月額300円~500円程度の追加オプションとなっていますが、ピカラ光でんわでは標準(無料)サービスです。
光電話対応機器でIPv6通信ができる
「ピカラ光でんわ」を利用する場合に無料レンタルされる「無線LAN対応ルーター」を使えば、ピカラ光でIPv6(PPPoE)通信が利用できるようになります。
ピカラ光でIPv6通信を行うためにはこの無線LAN対応ルーターが必須機器となります。
「ピカラ光でんわ」をご利用でない人が「IPv6通信を使ってみたい!」という場合でも別途月額660円で「無線LAN対応ルーター」をレンタルしてくれますが、月額660円でレンタルするなら「ピカラ光でんわ」をオプション契約した方が安くなります。
「auスマートバリュー」適用にはピカラ光でんわが必要
auスマホをご利用ならセット割引「auスマートバリュー」が適用されます。
ただし、「auスマートバリュー」の適用条件として「ピカラ光でんわの契約があること」という条件があります。
「auスマートバリュー」はauスマホ1回線で月額550円~1,100円の割引が回線契約数分の割引が受けられます。
つまりauスマホをご利用であれば「ピカラ光でんわ」をオプション契約することは少なくとも損にはなりません。
「自宅セット割インターネットコース」でもピカラ光でんわが必要
「auスマートバリュー」適用と同様に、UQモバイル「くりこしプラン+5G」向けのセット割引「自宅セット割インターネットコース」でも適用条件として「ピカラ光でんわ必須」となてちます。
「自宅セット割インターネットコース」ではUQモバイル「くりこしプラン+5G」の契約1回線に対して(最大10回線まで)月額638円~858円の割引となります。
つまりUQモバイル「くりこしプラン+5G」をご利用であれば「ピカラ光でんわ」を追加契約することは損にはなりません。
ピカラ光を最大30,000円お得に契約する方法
ピカラ光では通常の公式サイトより申し込むと特にお得になる特典等はついてきませんが、販売代理店を経由して申し込むことで高額キャッシュバックなどの特典がついてきます。
ここでは光回線の大手販売代理店「株式会社NEXT」が実施しているピカラ光加入キャンペーンで「最大30,000円キャッシュバック」などの特典を受ける方法をご紹介します。
キャッシュバックキャンペーン特典
キャンペーン特典は「最大30,000円キャッシュバック」特典となります。
キャンペーン特典
- 特典:最大30,000円キャッシュバック
特典:最大30,000円キャッシュバック
まず、「最大30,000円キャッシュバック」特典の内容は以下のようになっています。
契約タイプ | キャッシュバック金額 |
---|---|
ホームタイプ | 30,000円(ネット+電話) 25,000円(ネットのみ) |
マンションタイプ |
キャッシュバックは開通(利用開始)の翌月末に指定の銀行口座に振り込まれるので、光回線キャンペーンとしてはかなり早くキャッシュバックを受け取れる特典になっています。
特典の条件
また、この「最大30,000円キャッシュバック」特典を受けるための特典条件は以下のようになっています。
- キャンペーン期間中に当社(株式会社NEXT)よりピカラ光を新規でお申込みされた方。
- お申し込みから6カ月以内に開通された方。
キャッシュバック受け取りの手順
キャッシュバックは「開通月の翌月末に指定口座へ振り込み」というスケジュールとなります。
ただし、開通確認の都合により1か月の遅れが出る場合もあります。
申込からキャッシュバック受け取りまでの流れは以下のようになります。
- STEP1申し込み後の確認電話
光回線サービスでは申し込み後に必ず「契約者本人の意思確認」の電話がかかってきます(法律で決まっています)。
そのため、申し込み後に「株式会社NEXT」から本人確認の電話がかかってきて、申込内容の確認が行われ、最終申し込み完了となります。
この確認電話にて、キャッシュバックの振込先銀行口座を尋ねられるので、あなたの銀行口座を伝えます。
※これでキャッシュバック手続き完了 - STEP2ピカラ光開通
光回線工事の繁忙期などもありますが、ピカラ光では通常申し込みの翌月には開通工事が完了しピカラ光回線を利用できるようになります。
- STEP3キャッシュバック振り込み
開通月の翌月末にキャッシュバックが振り込まれます。
振込先は申込時の本人確認電話で伝えた銀行口座となります。
なお、基本的に「開通の翌月末」ですが開通が月末ギリギリなどの場合には手続き遅れにより「開通2か月後」となる場合もあります。
ピカラ光公式特典も適用
高額キャッシュバック特典に加えて、もちろんピカラ光の公式キャンペーン特典も併用適用されます。
ピカラ光の公式キャンペーンとして、現在以下のキャンペーンが実施中、そして高額キャッシュバックとの併用が可能です。
初期工事費無料
ピカラ光へ新規加入する場合の「契約事務手数料」および光回線の「新規工事費」「機器設置工事費」が必要です。
現在ピカラ光ではこれらの初期費用を無料(0円)とするキャンペーンを実施中です。
開通月・翌月の月額料金無料
ピカラ光では利用開始月の月額料金およびその翌月の月額料金が無料となるキャンペーンを実施中です。
つまり、最大で2か月分が無料になる、というキャンペーンです。
株式会社NEXTってどんな会社?
ピカラ光加入で高額特典を提供しているのは光回線の大手販売代理店である「株式会社NEXT」という会社です。
ピカラ光だけでなく、フレッツ光やauひかりなど光回線を中心に多くの回線サービスを手掛けており、また「@スマート光」という格安のフレッツ光コラボを自社で運営している会社です。
「光回線の代理店」と聞くと、迷惑電話や強引な訪問セールスなどのイメージがありますが、株式会社NEXTは「正規販売代理店」「一次代理店」であり、かつ毎年どこかの通信事業者から「ベストパートナー認定」されているいわゆる「優良代理店」となります。
会社名 | 株式会社NEXT(ネクスト) | |
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代表 | 川井 剛 | |
所在地 | 〒169-0074 東京都新宿区北新宿1-12-12 MIビル4階 |
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連絡先 | 03-5337-1245(代表) | |
設立 | 2008年12月 | |
代理店届け出番号 | C1900012(届出年月日:令和元年10月1日) | |
ピカラ光 申し込みサイト |
運営責任者 | 藤井 惟之 |
サービスに関する 問い合わせ先 |
0120-044-116 ※9:00~21:00 |
光回線のセールスに関する問題
光回線のセールスでは迷惑電話や強引なセールスなどが問題となっています。
光回線の販売代理店は通信事業者(NTTやKDDIなど)と直接契約を結ぶ「一次請け(一次代理店)」の下に二次・三次がぶら下がった構造になっており、もはや販売元のNTTやKDDIソフトバンクなどからも実態が見えなくなっています。
そして、迷惑電話や強引なセールスはこれら二次・三次以降の代理店(いわゆる再委託店)が行っています。
「株式会社NEXT」はNTT・KDDI・ソフトバンクと直接販売委託契約を結んでいる一次代理店です。
毎年どこかの事業者から感謝状が贈られている
株式会社NEXTは毎年NTT・KDDI・ソフトバンクなどの大手通信事業者から感謝状を受け取っています。
感謝状をもらっているからすごい会社というのではなく、大手通信事業者による直接監視下にある一次代理店であるということです。
自社でのフレッツ光コラボ運用も行っている
そして近年、株式会社NEXTでは販売代理店の枠を飛び越えて、自社でフレッツ光コラボのサービス提供を行っています。
「@スマート光」というと名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
「工事費不要」「月額料金最安値」など独自の強化サービスによりかなり人気のあるフレッツ光コラボであり、また特筆すべきはそのサポート体制もネット上では評判が高い、という点です。
「光回線の販売代理店」というと一部の悪質な二次代理店・三次代理店などの迷惑行為によりあまり良いイメージを持っていない方もいらっしゃるかと思いますが、大手通信事業者の直接監視下にある一次代理店においては安心かつお得に契約できる特典提供など利用すべき契約窓口となります。