速くて安いと人気の光回線がNURO光、その集合住宅版であるNURO光forマンションはさらに激安で使える光回線サービスです。
圧倒的な安さで2ギガ/10ギガの超高速インターネットサービスを利用することができます。
このNURO光forマンションが2024年10月1日より一律450円/月の値上げとなりました。
正直、月額450円の値上げをしてもそれでも十分安く、特に10ギガサービス(NURO光forマンション10ギガ)は圧倒的安さです。
しかし、長期利用契約の契約期間中であっても一律の値上げということで不満の方もいるかもしれません。
本記事ではNURO光forマンションの値上げの詳細情報、およびもし不満の方がこれを機に解約したい!と思った場合の対処法について、詳しく説明していきます。
NURO光 for マンションの値上げ(一律450円/月)
NURO光のマンション専用プランであるNURO光forマンションが2024年10月1日より月額基本料金の一律値上げを発表しました。
「NURO 光 for マンション」価格変更のご案内 | NURO光
気になる値上げ額はNURO光forマンション全プランにおいて一律450円/月です。
リリース文の内容を詳しく見ていきましょう。
NURO光 for マンション値上げのお知らせ
「NURO光forマンションの価格変更のご案内」では以下のように表記されています。
「NURO 光 for マンション」価格変更のご案内
■ 価格変更日(効力発生日):2024年10月1日
■ 対象プランおよび変更価格
対象プラン 月額基本料金 変更前 変更後 変更価格 NURO光forマンション+4 1,760円 2,210円 +450円 NURO光forマンションM2T 1,760円 2,210円 NURO光forマンションM2D 2,200円 2,650円 NURO光forマンションM2 2,640円 3,090円 NURO光forマンションTW 1,760円 2,210円 NURO光forマンション2ギガ(3年契約) 1,760円 2,210円 NURO光forマンション2ギガ(2年契約) 2,200円 2,650円 NURO光forマンション2ギガ(契約期間なし) 2,640円 3,090円 NURO光forマンション10ギガ(3年契約) 2,310円 2,760円 NURO光forマンション10ギガ(契約期間なし) 3,190円 3,640円
では、NURO光forマンションの値上げの内容について、詳しく見ていきましょう。
値上げは2024年10月1日から適用
NURO光forマンションの値上げ後の新料金プランは2024年10月1日より適用、と記載されています。
つまり、翌月2024年11月の請求分から新プランでの請求となり、月額基本料金について月額450円(税込み)が値上げ後価格で請求されます。
■ 価格変更日(効力発生日):2024年10月1日
値上げ幅は一律450円/月
NURO光forマンションには複数の契約プランがありますが、契約プランにかかわらず一律450円の月額基本料金値上げとなります。
もともとが安いですから「月額450円の値上げ」というと結構なインパクトがあります。
別途「Hands-up負担金」が必要(お値段変わらず)
NURO光forマンションでは毎月の支払額には月額基本料金に加えて「Hands-up負担金」が加算されて毎月請求となります。
「Hands-up負担金」とは棟内一括導入のNURO光forマンションの設備を維持するための負担金であり、その負担金は棟内での加入者数により330円~990円が加算されています。
今回のNURO光forマンションの値上げでは月額基本料金に対する値上げ(一律450円)のみであり、このHands-up負担金は従来通りとなります。
なお、Hands-up負担金は棟内での契約者数(毎月1日時点)により決まり、以下のように価格設定されています。
棟内加入者数 | Hands-up負担額/加入者数 | ||||
---|---|---|---|---|---|
6人以下 | 7人 | 8人 | 9人 | 10人以上 | |
Hands-UP 会費 |
990円 | 880円 | 770円 | 660円 | 330円 |
この「Hands-up負担金」は今回の価格改定には影響がありません(価格変更なし)。
値上げ後のNURO光 for マンションはどうなる?
このように、NURO光forマンションの新価格は2024年10月1日より適用開始(翌月11月請求分から)となり、その値上げ金額は契約プランにかかわらず一律月額450円/月の値上げとなります。
また、NURO光forマンションには月額基本料金に加えて毎月「Hands-up負担金」も加算請求されますが、今回の値上げでは月額基本料金のみの値上げとなりHands-up負担金の変更はありません。
再掲すると2024年10月1日からのNURO光forマンションの月額料金は以下のようになります。
対象プラン | 月額基本料金 | ||
---|---|---|---|
変更前 | 変更後 | 変更価格 | |
NURO光forマンション+4 | 1,760円 | 2,210円 | +450円 |
NURO光forマンションM2T | 1,760円 | 2,210円 | |
NURO光forマンションM2D | 2,200円 | 2,650円 | |
NURO光forマンションM2 | 2,640円 | 3,090円 | |
NURO光forマンションTW | 1,760円 | 2,210円 | |
NURO光forマンション2ギガ(3年契約) | 1,760円 | 2,210円 | |
NURO光forマンション2ギガ(2年契約) | 2,200円 | 2,650円 | |
NURO光forマンション2ギガ(契約期間なし) | 2,640円 | 3,090円 | |
NURO光forマンション10ギガ(3年契約) | 2,310円 | 2,760円 | |
NURO光forマンション10ギガ(契約期間なし) | 3,190円 | 3,640円 |
また、Hands-up負担金は据え置きであり、従来通り2024年10月以降も以下のようになります。
棟内加入者数 | Hands-up負担額/加入者数 | ||||
---|---|---|---|---|---|
6人以下 | 7人 | 8人 | 9人 | 10人以上 | |
Hands-UP 会費 |
990円 | 880円 | 770円 | 660円 | 330円 |
この「月額基本料金」と「Hands-up負担金」の合算金額が2024年10月から適用となります。
それでも安いNURO光 for マンション
今回のNURO光forマンションの値上げ額は一律450円/月の値上げとなります。
もともとが安いですから月額450円の値上げというとかなりのインパクトがあります。
しかし、それでもフレッツ光や他社の光回線サービスに比べると十分安いサービスであり、特にNURO光forマンション10ギガプランは圧倒的な安さのままとも言えます。
かなりインパクトのある値上げ、それでも(値上げしても)十分安い、という感じですね。
契約縛りで値上げってアリなの!?解約できる?
世界的なインフレの進行や円安進行により日常生活でもあらゆるものが値上げしています。
光回線サービスにおいても同様で、今回のNURO光forマンション同様の値上げや長期契約による特典割引額の縮小(実質値上げ)が行われています。
光回線サービスの実質値上げでは多くの場合が「次回の長期契約更新時から新料金適用」というのが多いようですが、NURO光forマンションの場合は長期契約期間中であっても2024年10月より一律に新価格を適用、という点で不満のある契約者もいらっしゃるかもしれません。
しかし、NURO光forマンションでは今回の値上げを「新しい契約への自動移行」と位置付けており、「自動移行を拒否(解約)もできる」という仕組みを合わせて提供しています。
この仕組みを使えば今回の値上げを受け入れられない方は長期契約の契約解除料(=解約違約金)を支払うことなく(免除)サービス解約することができます。
今回の価格改定に関するNURO光forマンションのアナウンスは以下のようになっています。
「NURO 光 for マンション」価格変更のご案内 | NURO光
■ 重要事項説明書および契約約款の改定について
10月1日より、重要事項説明書および契約約款を改定します。改定にともない、「NURO 光 for マンション」をご契約のお客さまには、自動での契約変更手続き(※①)を行います。契約変更後、10月上旬ごろにお客さまの回線設置先住所あてに変更点を記載した書面をお送りします。同書面の受領を含む8日間が経過するまでは、初期契約時と同様に「初期契約解除」が可能(※②)です。また「初期契約解除」とは別に、お客さまのご都合を考慮して、「移行期間」を設け(※③)ます。なお、「初期契約解除」又は「移行期間」中の任意解約のいずれを選択された場合であっても、従前の契約すべてが解除されます。
「移行期間」中にマイページなどから「NURO 光 for マンション」の解約を申請し10月31日までに解約が完了したお客さま、および規定の期間中に「初期契約解除」を書面にて申請されたお客さまは、解約にともなう費用のお支払いを一部免除します。
なお、「移行期間」中のご解約と「初期契約解除」では、申請可能な期間やお支払い免除となる費目が異なります。お客さまのご契約状況によっては、「初期契約解除」を申請された方が最終的なご負担金額が低くなる場合がありますので、お手続きの前に、マイページにてご契約状況の確認をお願い申し上げます。
ここには「新しい契約(値上げ)を拒否(=解約)する場合の手続き」について記載されています。
詳しく見ていきましょう。
(※1)値上げには「契約変更」が伴います(新しい契約となる)
今回のNURO光forマンションの値上げは契約期間中の人であっても一律に2024年10月1日分のご利用から料金改定となります。
「契約期間中に値上げっていいの!」という方もいるでしょうし、その通りなのですが、NURO光forマンションでは今回の値上げを新しい契約での更新と位置付けているようです。
つまり、現在の契約(有期契約)はNURO光forマンション型の都合により9月末日でいったん契約終了となり、新しい有期契約が2024年10月1日より始まる、ということです。
そして、その契約変更は自動的に行われます。
(※2)「初期契約解除」ができる、初期契約解除って何?
2024年10月1日からの新しい契約は「自動での契約変更手続き」と明記されています。
注意点として、新しい契約なので契約者側でその契約変更を拒否することもできます。
契約を破棄できる制度「初期契約解除」制度
その「契約の拒否」の仕組みが「初期契約解除」という制度です。
「初期契約解除」制度とは、スマホ回線や光回線などの通信サービスを契約した場合、契約成立から8日以内であれば契約者が一方的に契約を解除できる制度です。
消費者保護の観点から制度化されており「電波が入らなかった」「思ったほど速度が出なかった」などの場合に契約者都合で契約を解除できます。
Q5.「初期契約解除」ってなに? | 総務省携帯電話ポータルサイト
そして、NURO光forマンションでは今回の値上げを「新しい契約への変更」と位置付けているため、その新しい契約(値上げ)を契約者が解除することができます。
新しい契約を解除(初期契約解除の行使)することで現在ご利用のNURO光forマンションは解約となり、制度上「契約解除料(違約金)の免除」が適用される仕組みになっています。
※なお、制度上免除されるのは契約解除料(違約金)が基本であり、他の費用が発生する場合があります(工事費残債など)。
NURO光forマンションの初期契約解除の仕組み
2024年10月1日からの新しい契約内容については、10月1日以降に順次全契約者の契約住所へ書面にて通知されます。
その通知の受領から8日以内であれば、書面で初期契約解除の意思を通知することで新しい契約を拒否することができます。
書面にて初期契約解除の意思を表示すれば、2024年10月1日からの新しい(値上げ後の)契約を拒否することができ、そしてそれはNURO光forマンションの解約、ということになります。
新しい契約への変更はNURO光forマンション側の都合なので、2024年10月1日からの新しい契約を拒否(=NURO光forマンションの解約)しても有期契約期間中の解約に伴う違約金は免除されます。
初期契約解除の手続き
制度上での「初期契約解除」は契約者が一方的に契約を解除することができますが、その契約解除の意志を書面(ハガキ等)で通知する必要があります。
今回の新しい契約(値上げ)に対して「初期契約解除」を行使する場合には、NURO光forマンションの所定の窓口へハガキ等にて初期契約解除の通知を行う必要があります。
そして、2024年10月1日以降にNURO光forマンションから通知される新しい契約内容の書面を受領(配達日基準)した日から8日以内(消印基準)に通知する必要があります。
初期契約解除の申請について
初期契約解除制度は、個人のお客さまを対象としており、法人契約のお客さまは対象外となります。
ご契約のお申し込み後に弊社がお送りする「契約内容のご案内」を受領した日から起算して 8 日を経過する日までの間は、「契約内容のご案内」の表面(コピー可)または任意の書面にて、「お客さま番号、住所、氏名、電話番号及び解除を希望するサービス名称」を記載し、署名捺印のうえ、郵送にて以下にご連絡いただくことにより、電気通信事業法に定める初期契約解除制度に基づき本サービスに関する利用契約の解除をおこなうことができます。宛名
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 NURO事務センター住所
〒151-0053
東京都渋谷区代々木2-6-5テレコミュニケーションビル
アルティウスリンク(株)内※
上記住所への書面の受付は郵便に限ります。
初期契約解除の申請(ハガキの郵送)を行うことで、新しい契約(値上げ)を解除(NURO光forマンションの解約)が可能となり、その場合の長期利用契約解除料(解約違約金)は免除される、という仕組みになります。
- 新しい契約内容の書面受領から8日以内初期契約解除の意思表示が必要
- 初期契約解除の意思表示は書面(ハガキ等)での連絡が必要
- 「8日以内」とは新しい契約の書面受領(配達日基準)から書面発送日(消印基準)まで
(※3)さらに「移行期間」が設けられます、何ができる期間?
初期契約解除により新しい契約を拒否(解約)する手続きの他にもうひとつ「移行期間」が設けられています。
「移行期間」とは2024年7月24日~9月30日までと定められており、この期間中にNURO光forマンションのマイページより解約申請することで10月1日からの新しい契約を拒否することができます。
この場合、移行期間中にマイページから解約申請することで長期利用契約期間中であっても契約解除料(違約金)は免除されます。
なお、「移行期間」中にマイページから解約申請した場合に免除されるのは契約解除料(違約金)のみであり、工事費残債等がある場合には一括請求となります。
「初期契約解除」と「移行期間」での解約の違い
このように「初期契約解除」または「移行期間」という二つの仕組みにより、2024年10月1日からの新しい契約を拒否(=解約)することができます。
この「初期契約解除」と「移行期間」の二つの仕組みの違いは以下のようになります。
移行期間 | 初期契約解除 | |
---|---|---|
申請期間 | 2024年7月24日 ~ 9月30日 |
契約変更後、郵送される書面の受領日を含む8日間が経過するまで |
申請方法 | 通常の解約手続きを行ってください。マイページ等、Web上でのお手続きも可能です。 なおマイページ上では解約申請時に契約解除料が表示されますが、期間中の場合は免除されるためご安心ください。 |
書面にて申請してください。Web上でのお手続きはできません。 |
解約完了日 | お客さまが指定可能です。ただし、2024年10月31日までに解約が完了していない場合、契約解除料は免除されません。(*1) | お客さまによる指定はできません。当社にて申請書面を受領後、「NURO 光 でんわ」などのオプションサービスを含む全てのご契約サービスが即日解約となります。(*2) |
免除対象 | 契約解除料のみ | 契約解除料および25,300円を超過した分の宅内工事費など(*3) |
このように、2024年10月1日からの新しい契約を拒否(=解約)したい場合には「移行期間」による解約と「初期契約解除」による解約の二つの方法があります。
二つの制度をよく理解して、自分の都合にあった解約手段を選ぶとよいでしょう。
申請期間と申請方法について
「移行期間」による解約が2024年7月24日~9月30日であるのに対し、「初期契約解除」による解約では「契約書面の受領(郵送)から8日以内に書面(ハガキ等)での意思表示」が必要である、となっています。
「移行期間」による解約は十分な期間が設けられているのに対し、「初期契約解除」による解約は書面受領から8日間と期間が短い点に注意してください。
また、「移行期間」による解約がNURO光forマンションのマイページからできる点に対して、「初期契約解除」による解約は書面(ハガキ等)による意思表示が必要、という点も注意点です。
免除される費用について
「移行期間」による解約で免除されるのは長期利用期間中解約に対する契約解除料(=解約違約金)のみとなっており、もし工事費の残債が残っている場合にはその分は一括請求となります。
一方「初期契約解除」による解約で免除されるのは契約解除料に加えて「25,300円を超える分の宅内工事費」となっています。
「25,300円を超える分の宅内工事費」とは工事費残債が最大で25,300円まで一括請求される、ということです。
つまり、工事費残債が残っておりさらにその残債が25,300円以内であればどちらも免除額は「契約解除料のみ」となりますが、工事費残債が25,300円を超える場合はその超えた分については「移行期間では請求」「初期契約解除では免除」という点が異なります。
- 契約解除料(解約違約金)はどちらでも免除される
- 工事費残債が残ってる場合、「移行期間」では全額一括請求となり「初期契約解除」だと25,300円を上限に一括請求
- つまり工事費残債が25,300円以上あるなら「初期契約解除」の方がお得となる
工事費残債がいくらあるかについてはNURO光forマンションのマイページにて確認することができます。
値上げしても安い!速い!NURO光forマンション
2024年10月1日よりNURO光forマンションが一律450円の月額料金値上げとなります。
この値上げは長期利用契約の期間中である人にも同日より一律に適用されますが、これはNURO光forマンション側の事情による契約の変更となるため、新契約への移行拒否(すなわち解約)の手段も提供されています。
このため、もし新しい契約(値上げ)に不満のある方はその仕組み(移行期間および初期契約解除)をうまく使って解約すると違約金および工事費残債の一部が免除されます。
一方でNURO光forマンションへの新規加入を検討中に値上げを知った方もいるでしょう。
「月額450円の一律の値上げ」と聞くと結構なインパクトがありますが、それでも他社の光回線サービスに比べると十分安く特に10ギガサービスは圧倒的な安さであるのもまた事実です。
NURO光forマンションは誰でも加入できる?
NURO光forマンションは誰でも契約できるサービスではありません。
マンションなど集合住宅のオーナーさんや管理組合からの申し込みにより一棟一括導入となるため、「NURO光forマンション対応物件」でのみ提供されている光回線サービスです。
すでにNURO光forマンション対応物件であればすぐにでも申し込み可能ですが、対応物件でなければあきらめるか物件オーナーさんなどに相談してオーナーさんや管理会社経由で申し込む必要があります。
全国のNURO光forマンション対応物件はNURO光の公式サイトで検索可能であるため、もし加入を検討しているなら一度検索してみてください。
※直近でのHands-up負担金(つまり加入者数)までわかります。
ちょっと複雑なNURO光forマンションの料金体系
NURO光forマンションには回線速度が2ギガ(2Gbps)のプランと10ギガ(10Gbps)のプランがあります。
これも対応物件により2ギガプランか10ギガプランかが決まってきます。
さらに契約年数(長期利用契約期間)により、以下のようにプランが分かれています。
契約の内容 | 毎月の支払額 | ||
---|---|---|---|
契約プラン | 契約期間 | 月額基本料金 | Hands-up負担金 |
NURO光forマンション(2ギガ) | 3年契約 | 2,210円/月 | 毎月1日の加入者数で決定
|
2年契約 | 2,650円/月 | ||
契約期間なし | 3,090円/月 | ||
NURO光forマンション(10ギガ) | 3年契約 | 2,760円/月 | |
契約期間なし | 3,640円/月 |
※契約期間が長くなるほど月額料金が安くなります(長期利用特典)。
このように2024年10月以降の新料金であっても他社のマンションタイプと比較すると十分安く、特に10ギガプランについては他社では6,000円台が標準であるのに対し圧倒的な安さとなります。
なお、Hands-up負担金については毎月1日時点での棟内契約者数によりその月の負担金が決定します。
NURO光forマンションの物件検索機能を利用すれば入居・入居予定の物件でのHands-up負担金まで(つまり契約者数まで)わかります。
初期費用まで含めての料金体系(2ギガプラン)
月額料金は上記の通りですが工事費などの初期費用までを含めての詳しい2ギガプランの料金体系は以下のようになります。
費用項目 | NURO光forマンション(2ギガ) | |||
---|---|---|---|---|
3年契約 | 2年契約 | 契約期間なし | ||
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円 | ||
新規工事費 | 44,000円 ※3年/2年契約なら実質無料 |
|||
月額費用 | 基本料金 | 2,210円/月 | 2,650円/月 | 3,090円/月 |
Hands-up 負担金 |
330円/月~990円/月 | |||
契約形態 | 契約期間 | 3年契約/自動更新 ※自動更新後は2年契約 |
2年契約/自動更新 | 契約期間の縛りなし |
契約解除料 | 528円 | 528円 | – ※契約解除料不要 |
初期費用まで含めての料金体系(10ギガプラン)
月額料金は上記の通りですが工事費などの初期費用までを含めての詳しい10ギガプランの料金体系は以下のようになります。
費用項目 | NURO光forマンション(10ギガ) | ||
---|---|---|---|
3年契約 | 契約期間なし | ||
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円 | |
新規工事費 | 44,000円 ※3年契約なら実質無料 |
||
月額費用 | 基本料金 | 2,760円/月 | 3,640円/月 |
Hands-up 負担金 |
330円/月~990円/月 | ||
契約形態 | 契約期間 | 3年契約/自動更新 ※自動更新後は2年契約 |
契約期間の縛りなし |
契約解除料 | 528円 | – ※契約解除料不要 |
長期契約なら工事費実質無料特典
工事費は44,000円と高額ですが契約期間での分割払いとなります。
つまり、「3年契約プランなら36回分割払い」「2年契約プランなら24回分割払い」「契約期間なしなら一括払い」という支払い方です。
そして長期契約(3年契約/2年契約)であれば、毎月の工事費(割賦金)と同額が毎月割引される仕組みがあり、これにより毎月の工事費割賦金が実質無料となることで契約期間満了すれば工事費は無料となります。
※工事費実質無料特典
契約期間なしでの契約では工事費は初期費用として一括払いとなります(割引特典なし)。
なお、NURO光forマンションの解約時に工事費の残債が残っている場合はその残額は最終月に一括請求となります。
長期利用契約(2年/3年)は自動更新
「契約期間なし」プランでの契約はいつ解約しても契約解除料(違約金)は発生しません。
「2年契約/3年契約」プランでは契約更新月以外の月に解約した場合には契約解除料が528円請求されます。
また、「2年契約/3年契約」では契約の終了と同時に次の2年契約が自動更新されます。
3年契約プランの場合は最初の3年契約経過後は2年契約自動更新となります。
値上げしてもそれでも安い!そして速い!
2024年10月1日よりNURO光forマンションが一律450円/月の値上げとなります。
値上げ後のNURO光forマンション(2ギガ/10ギガ)の毎月の支払額は以下のようになります。
契約の内容 | 毎月の支払額 | ||
---|---|---|---|
契約プラン | 契約期間 | 月額基本料金 | Hands-up負担金 |
NURO光forマンション(2ギガ) | 3年契約 | 2,210円/月 | 毎月1日の加入者数で決定
|
2年契約 | 2,650円/月 | ||
契約期間なし | 3,090円/月 | ||
NURO光forマンション(10ギガ) | 3年契約 | 2,760円/月 | |
契約期間なし | 3,640円/月 |
「一律450円の値上げ」というのは金額的に結構なインパクトがありますが、上記のように「値上げしても他社回線より安い」という範囲に収まります。
特に10ギガプランについては他社の10ギガプランは安くても6,000円台であり7,000円台が一般的なのを考えると圧倒的な安さです。
「一律450円の値上げ」という点に加えて「長期契約期間中でも一律値上げ」という点で反発もあるかもしれませんが、値上げしても「安くて速い」というコスパの高さは維持されたままであり、既存契約者としては悩ましいところでしょう。
一方で新規でNURO光forマンションへの加入を検討している方についても、値上げしてもコスパ重視ならやはりNURO光forマンションが最適解なのかもしれません。
「みんなのネット回線速度」測定サイトによるNURO光の実力
2024年10月1日より値上げ、ということでNURO光forマンションの料金面の話しをしてきましたが、一方で「NURO光は速い」という点についても簡単に見てみましょう。
「みんなのネット回線速度」という誰でも自宅回線の通信速度が測定できるサイトがあります。
このサイトではNURO光の利用者が自宅回線の通信速度を測定した結果が個別および平均値としてみることができます。
集合住宅(マンション・アパート)のNURO光の通信速度レポート | みんなのネット回線速度
「みんなのネット回線速度」サイトでのNURO光(マンション利用)の場合の平均値は以下のようになっています。
平均値(平均ですよ!)で600Mbpsオーバー、そして応答速度(Ping)も10msと非常に高速であることがわかります。
この平均値は全国の平均値であり、また測定環境が有線/無線混在した環境である点も注目、そのうえで「通信速度600Mbpsオーバー/応答速度10ms」です。
また、時間帯別の通信速度平均値も以下のように公開されています。
全平均だけでなく時間帯別の平均でも優秀であり、通信が混雑する夜間の時間帯でも高速であることがわかります。
さらに速度測定環境が有線接続の場合であると以下のような測定結果となります。
Wi-Fi環境での通信速度は電波状態やスマホなどの端末環境により通信速度は大きく低下しますが、有線接続での測定であれば900Mbps以上のダウンロード速度が出ています(全国平均ですよ)。
これらのデータから、NURO光は安いだけでなく他社回線と比較しても圧倒的な速さの光回線サービスだと言えます。
NURO光forマンションの対応物件じゃないときはどうなる?
NURO光forマンションは他社光回線と比べても圧倒的な「速くて安い」を実現している光回線サービスです。
しかし、そのサービス利用には「NURO光forマンション対応物件」「10ギガプランは東北地区のみ提供」などの制限があり、だれでも加入できるサービスではありません。
お住まいの(または転居予定の)集合住宅が条件に合致しない場合にはNURO光forマンションのご利用はできません。
この場合は戸建て向けサービスである「NURO光2ギガ/10ギガ」での契約が可能です。
戸建て向けNURO光の料金プラン
NURO光forマンションの対象物件ではない場合、戸建て向けの通常の「NURO光2ギガ/10ギガ」プランでの契約が可能です。
この場合、近くの電柱から戸建て用の光ケーブルを直接自室へ引き込むため通信品質としてはマンション共用型よりも高品質が期待できる反面、毎月の月額料金等は戸建て向けと同一であり、一般的な「マンションタイプは戸建てタイプより少し安い」という状態にはなりません。
それでも一般的な他社光回線よりも安く、また特に10ギガプランは圧倒的な安さとなります。
また、NURO光forマンションでの10ギガプランは現在東北地区のみでの提供となっていますが、戸建て向けプランではほぼ全国で10ギガプランへの加入が可能である点も戸建て向けプランのメリットとなります。
新プラン「NURO光2ギガ/10ギガ(マンション)」今夏提供開始
NURO光では2024年4月に「NURO光forマンションの価格改定(値上げ)」を発表しましたが、同時に新プラン「NURO光(マンション)」の新規導入も発表しています。
「NURO光(マンション)2ギガ/10ギガ」はこれまでNURO光forマンションへ加入できなかった(対応物件ではなかった)方向けの新しい集合住宅向けプランです。
その実態は戸建て向けプラン(NURO光2ギガ/10ギガ)と同じであり、かつ毎月の月額基本料金が戸建て向けよりもぐっと安く抑えられたプランになっています。
もちろん、全国で10ギガプランへ加入することも可能です。
この新プラン「NURO光(マンション)」はNURO光が2024年4月にメディア向けに発表済ですが「提供は今夏以降(2024年夏以降)」としており、現時点で正確なサービス開始時期およびサービス内容は未定です。
「NURO 光 for マンション」、新プランの提供および価格変更について | PRTimes
上記のメディア向け発表によると、新プラン「NURO光(マンション)」のスペック概要は以下のようになっています。
マンション向け 新プラン |
月額基本料金 | 契約形態 | 提供ONU |
---|---|---|---|
NURO光2ギガ(マンション) | 3,850円 | 契約縛りなし | Sony製ONU |
NURO光10ギガ(マンション) | 4,400円 |
契約縛りなしのシンプルプラン
NURO光は長らく長期利用契約に対する特典を充実させ(高額キャッシュバックなど)ることで顧客囲い込みをしてきました。
新プラン「NURO光2ギガ/10ギガ(マンション)」では全プランについて契約縛りがありません。
現在は総務省の指導により光回線サービスなどでは長期契約の解除に対する高額な違約金請求は禁止されており、NURO光forマンションでも契約解除料(違約金)は528円という気にならない程度の違約金となっています。
このためか、新プラン「NURO光2ギガ/10ギガ(マンション)」では一律「契約期間の縛り」をなくし、全プランで契約期間なしの契約となります。
Hands-up負担金なしの一律料金
NURO光forマンションではマンション一括導入という仕組み上、マンション共有設備の維持管理が必要です。
この共有設備の維持管理のために毎月の月額基本料金に加えて「Hands-up負担金」という設備負担気が加算請求されます。
「Hands-up負担金」は同一棟内での加入者数による負担割合が決まるため、加入者数によって毎月の支払額が変動する仕組みです。
新プラン「NURO光2ギガ/10ギガ(マンション)」は仕組み上戸建て向けと同じなので、このHnds-up負担金が無く、毎月の支払額は月額基本料金のみのシンプルなプランとなっています。
Sony製ONUが必ず提供される
メディア向けのアナウンスによると「NURO光2ギガ/10ギガ(マンション)」のメリットとして「Sony製ルーター(ONU一体型)が必ず提供される」とあります。
NURO光を契約すると通信に必要なONU(回線終端装置)が自宅・自室へ設置され、さらにこのONUはルーター一体型となっています。
つまり、自宅・自室では別途Wi-Fiルーターは必要ではなく、NURO光より提供されるONU(ルーター一体型)がWi-Fiルーターの機能も兼ねている仕組みとなります。
NURO光を契約すると提供されるONUは種類が非常に多く、また利用者はONUの機種を選べません。
これについて「Sony製ルーターが必ず提供される」というのは、他の(Sony製以外)ルーターがWi-Fi規格が一世代前の遅いルーターであるのに対し、Sony製ルーターは最近の「Wi-Fi6」に対応したルーターとなっています。
つまり「Sony製ルーターが必ず提供される」というのは「Wi-Fi6に対応した無線通信最大4.8Gbpsのルーターが提供される」ということです。
別途手数料等の詳細は未定
2024年夏以降に導入予定とプレス発表されている新プラン「NURO光2ギガ/10ギガ(マンション)」ですが、NURO光の公式サイトにはまだなにも記載がありません。
しかしメディア発表において「今夏以降(2024年夏以降)」とされていることから9月~10月くらいには正式発表/サービスインとなるのではないか?と期待しています。
もし集合住宅でNURO光forマンションをご利用になれない方で戸建て向けのNURO光をご検討中であれば、新プラン「NURO光2ギガ/10ギガ(マンション)」をもうしばらく待ってみるのも良いかもしれません。
仕組み上は戸建て向けプランと同等ですが「戸建て向けプランより安い」「Wi-Fi6対応ルーターが必ず提供される」というメリットがあります。
まとめ、NURO光forマンションの値上げ問題
値上げを拒否して解約も可能(契約変更となるため)
今回のNURO光forマンションの値上げは現在長期利用契約の契約期間中であっても2024年10月1日より適用されます。
「契約期間中なのに値上げっていいのか!」と不満の方もいるでしょうが、NURO光forマンションでは今回の値上げを「新しい契約への変更」と位置付けており、その「新しい契約を拒否(解約)」する仕組みも提供しています。
それが「初期契約解除」と「移行期間中の解約申請」です。
どちらも2024年10月1日からの新しい契約を拒否することができ、それによりNURO光forマンションを違約金免除で解約することができます。
値上げしても安い!速い!
今回の値上げは一律450円/月の値上げと金額を見ると結構インパクトのある値上げです。
しかし、値上げ後の月額料金を見るとそれでも(値上げしても)十分他社比較で安いサービスであることがわかります。
特に10ギガサービスにおいては他社が(安くても)6,000円~7,000円台なのに対し、値上げ後でも4,000円台という圧倒的な安さです。
長期利用期間中での値上げということで反発もあるかもしれませんが、安さと速さを考えるとやはりNURO光forマンションは圧倒的にコスパが高いのもまた事実です。
※悩みどころですね
NURO光forマンション対応物件ならおすすめの光回線
NURO光forマンションは40戸以上の大規模マンションに一括導入する仕組みであり、それにより非常に安く出提供されます。
今回、2024年10月1日から新価格として値上げとなりますが、値上げされても十分に安いですし、特に10ギガプランにおいては圧倒的な安さです。
お住いの物件または転居予定の物件がNURO光forマンションの対応物件であれば、NURO光forマンションは大きな選択肢になるでしょう。
さらに新プラン「NURO光2ギガ/10ギガ(マンション)」
NURO光forマンションは40戸以上の大規模集合住宅において棟内一括導入であり、また10ギガプランは現時点では東北地区のみでの提供である、という点が難点のサービスです。
つまり希望する人が誰でも加入できるサービスではありません。
NURO光forマンションに加入できない方向けに2024年夏以降に新サービス「NURO光2ギガ/10ギガ(マンション)」というマンション向け新プランが提供開始予定です。
仕組み的には戸建て向けのNURO光2ギガ/10ギガを集合住宅の自室へ直接引き込むのと同等ですが「戸建て向けプランよりかなり安い」というメリットがあります。
さらに「契約縛りなし」「全国で10ギガプランが選べる」「高速なWi-Fiルーター(ONU一体型)が提供される」などNURO光forマンションや戸建て向けNURO光に対する多くのメリットがある新プランです。
NURO光forマンションへ加入できない方はこの新プラン「NURO光2ギガ/10ギガ(マンション)」の提供開始を待ってみるのも良いかもしれませんね。